
仮想通貨を巡り、金融庁が動き始めていますね。
15社くらいに業務改善命令と業務停止命令がでたと先日、報道がありました。
国が色々と指導ができるというのは、まだまだその業界や技術が発展途上であるという事なのかもしれませんが、あまり報道が大々的にしすぎるというのもどうかと 、個人的には思います。
今までは、儲かるかもしれないという一点だけで、いろんなユーザーが集まってきた分野でもあったのですが、コインチェックの事件が起こり、一般的には少し不人気なってしまっているのではないでしょうか。
その上で、国からも叩かれるというのは、ちょっとその産業や技術に関わる人にとってはいいことではないですね。
まして、これから発展していく分野であることは間違い無いので、やり方を間違えて、人が減ったり集まったりするということが内容に配慮をしてほしいものです。
今回は、そんな物議をかもしている仮想通貨の発展とニューエコノミー社会について、考えてみたいと思います。
各国では規制を強め始めている
今度のG20においても、仮想通貨に関する議題というのが上がっているそうですね。
日本はこれまで仮想通貨に関しては寛容的な立場を取ってきましたが、各国の動きとしてはその反対で、国が規制を強化したり、認めなかったりする方向へ動いていたりしています。
この流れをどう捉えるのが正しいか。
おそらく、日本では起こっていない事案が他の国では起こっているのでしょうね。
つまり、麻薬などの取引などの、法律で認めていない部分での売買の利用に、仮想通貨が使われているということです。
そういった治安を維持するための目的を含めて、仮想通貨の規制などを強めていく傾向も確かに世界視野で見た場合はあるのかもしれません。
そして、そこに対する適切な法整備なども、現状まだまだ整っていないというのが現実なのかもしれません。
インターネット黎明期と似ている状況
インターネットが世の中に浸透し始めた時も、法律の整備が追いついていなかったなどの理由で様々な事業者側の活動が規制を受けてきたのではないでしょうか。
例えば、YouTubeなどは一般のテレビ番組が不法にアップロードされているというのが過去はたくさんありました。
ですが、サービス提供者側も、当時は無理くりに投稿動画を管理したり監視したりするということはあまりしてきていませんでしたね。
むしろ、一般の僕らは動画がアップロードされていることが当たり前だ、くらいに思っていたかもしれません。
著作物への保護というのも、この辺りから僕ら一般の人の感覚というものが変わってきたのかもしれませんね。
本当に価値のあるコンテンツというものが何なのかということが改めて見直されてきたのだと思います。
本来の仮想通貨のあるべき姿
では、仮想通貨の目指している姿って、どんなものなんでしょうか?
僕の一つの答えは、売り手と買い手を直接繋げる支払い手段であるということです。
今の仕組みでは、インターネット上で買い物をしようと思っても、クレジットカードでの決済がほとんどを占めているかと思います。
つまり、カードを持っていない人にとってはなかなか買い物がしずらいのです。
また、販売者も、カード決済会社への支払いをしなければ販売ができないというような中抜きビジネスが当たり前になってしまっています。
これを直接、仮想通貨で支払うことによって直接的にやりとりができるようにしようというのが仮想通貨の論文で言われていたことだったような・・・。
(ちょっと自信なくてすみません)
これから先は経済を生み出すツールへと発展
もう少し先の時代にはなってくるかと思いますが、仮想通貨がこのまま世の中に浸透していくことによって、様々な通貨を我々は持つことになると思います。
その中で、通貨を発行するような仕組みももっと盛んに行われていくことでしょう。
それでは、その通貨はどこで使われるようになるのでしょうか?
それは、ある一定基準の考え方や思想において共感し合っている共同体やコミュニティに置いて使われていくことになるのだと思います。
そのコミュニティでなされている活動や生み出されたサービスに参加するために、独自の通過を入手し、価値を提供される状態になっていくのだと思います。
このようにして、仮想通貨は経済圏を生み出すためのツールとして発展していくことになるのではないかと言われています。
このような使われ方をされていく時代というのも、今後10年〜20年以内には盛んになってくるのではないでしょうか。
その時には、仮想通貨というものを皆んなが安心で安全なツールへと発展していってほしいものですね。
まとめ
今後の仮想通貨取引業を行う会社さんも、これからのこのような社会へと発展させていくためにも頑張ってほしいなと個人的には応援をしています。
まだまだ課題の多い部分というのもあるかもしれませんし、色々なところから批判や、問題というものが出てくるかもしれません。
それでも、いつかは新しい経済を生み出すという役割を担っているポジションを取れることかとも思いますし、将来から現在を見た時には、意義のあることをしていると僕個人としては思っています。
ぜひ、頑張ってほしいなーと思います。
