考えることが苦手で思考整理ができない人「考えることってやっぱり苦手だな〜、考えてもなかなか上手くまとまらないし・・・頭の中を整理するときに使えそうな思考整理の方法があれば知りたいな〜。」
このような疑問にお答えしていきます。
考えることが苦手という人って多いですよね。
ぼく自身もよくこのような状態におちいります。
- 「クライアントに対して提案するときにどこから考えたらいいのか?」
- 「問題だって言われてるけどそもそもこれって何が問題視されてるんだろう?」
- なんであの人あの時にこういうふうにしたんだろう?
とか、疑問に思っても、なかなか思考整理できない時ってありますよね?
そんな人のために、ここでは、僕のおすすめの思考整理ができるノート術のメソッドをご紹介します。
いわゆる、思考整理のノートと言いますか、頭の中の考えを整理するようなノートの書き方ですね。
たぶん、めちゃくちゃ参考にしてもらえると思います。
普段の生活や仕事において、ノートを使う人は多いと思います。
最近ですと、マッキンゼーやコクヨ、コンサル系などのノート術の本なんかもたくさん出てますよね。
方眼のノートを横に使うとか、僕も一時期よくやってました。
今回は、最近僕が考案してみたノートの3つのメソッドについてまとめていきたいと思います。
この思考整理のノート術の3つのメソッドを活用することによって、以下のことができるようになります。
考える3つのメソッドを活用するとできること
- 考えるテーマが明確になる
- 早く考えることができるようになる。
- 考えがシンプルにまとまる
ただ、このメソッドを身につけるにも、多少の考える訓練が必要ですので、順を追ってご紹介していきますね。
ぜひ、トライして頂けると嬉しいですね。
今回は「思考整理がスッキリできるノートの書き方3つのメソッド!頭の中を整理する時に使える考えをまとめる方法を詳細解説します」と題してご紹介してまいります。
ちなみに、このメソッドをさらに発展させたノウハウを「頭の回転を速くするノート術【7つのマスを使った思考訓練の方法】」でも紹介していますので、よければご覧ください。
それではさっそく見ていきましょう!
もくじ
思考整理がスッキリできるノート術3つのメソッド
ここから、「思考整理がスッキリできるノート術3つのメソッド」と題してご紹介していきます。
思考整理がスッキリできるノート術メソッドとしては、以下のことを実践するのが効果がありますね。
そのメソッドとは以下です。
思考整理がスッキリできるノート術3つのメソッド
- ゼロ秒思考でまずは思考の発散をさせる
- ポイントを絞り出す
- できる限り図でまとめる
以下で1つずつ見ていきましょう!
思考整理のノート術メソッド①:ゼロ秒思考でまずは思考の発散をさせる
まず、思考整理のノート術メソッド1つ目としては「ゼロ秒思考でまずは思考の発散をさせる」というのがあります。
「ゼロ秒思考」とは、「ゼロ秒思考」という本があり、そこから持ってきています。
これは、一枚の紙に1つのテーマを1分で思いつくことを箇条書きにして書き出すというメソッドです。
そして、ゼロ秒思考では、この1つのテーマを1分以内に思いつくことを全て出していくというものです。
僕の場合、考えるテーマすらぼんやり考えたいことに沿って洗い出すようにしてます。
これをすることによって、考える範囲も、大枠で見えてるようになります。
また、一番考えなければいけない「ゴールは何か?」ということもテーマにして書き出します。
これはぜひやって欲しいですね。
そのほかには、例えば以下のようなことですね。
ゼロ秒思考を使って書き出すテーマ
- 何について考えるか?
- 〇〇におけるゴールは何か?
- 〇〇について不安に思うことは何か?
- 〇〇を進めるにあたってのリスクや障害は何か?
- 〇〇のプランニングをどうするか?
- 〇〇について何がわからないか?
など。
こういうことをテーマ化して箇条書きにします。
ゼロ秒思考は、とてもシンプルですがやっていくうちに自然と思考スピードや考える幅と深さが広がっていくので、とてもおすすめです。
思考整理のノート術メソッド②:ポイントを絞り出す
2つ目の思考整理のノート術のメソッドは「ポイントを絞り出す」ですね。
このメソッドが終われば7割は終わった感じです。
ですが、ここで箇条書きした中から大事なポイントや考えるべき優先順位をつけて、絞り込みをします。
こうすることで何にそって考えをまとめていけば良いかが明確にできます。
さらに、絞り込んでいる最中に、考えておくべきことのヌケにも気付けます。
ポイントを絞り出している際に、様々なアイディアが自然と浮かび上がってくることも多くなってきます。
こういうことも、隅っこにメモしておくといいですよ。
そのポイントが思考を整理するときのヒントになったり、コンセプトのようなキーワードとして設定できたりします。
ここでの最大のポイントというのは、「書いたものを目で見ると思考が自然と回転する」ということです。
やはり考えるときは、「手を動かして書いて、書いたものを見る」ということをするのが大切なんですよね。
思考整理のノート術メソッド③:できる限り図でまとめる
思考整理のノート術の3つ目のメソッドは「できる限り図でまとめる」です。
僕がやるのは、三角形の図にしてみたり、相関関係などを図にしてます。
他にも、2軸の図を書いたり、ベン図という円を3つ重ねた図を書いたりもします。
もっとも多用するのは、やっぱり2軸が多いですね。
2軸で四象限を作り出して、軸に剃って物事をプロットしてみることが多いです。
これをすると新しい発見があったり、進め方の展開を導き出すことができます。
2つの軸を設定するのがまた難しいですが、個人的にはパターンを多く経験しておくことでクリアできそうだなと感じてます。
このように、図でまとめることで、思考がとてもシンプルになりますね。
そして、その図でまとめたものからまた新しい発想であったり、コンセプトであったり、アイディアが浮かんでくるようになります。
図でまとめることをとてもわかりやすく紹介している「図で考える。シンプルになる。」という本がありますので、こちらもぜひ参考にしてみると良いですよ。(後述します)
思考整理のノート術メソッドを実践するノートの書き方(実例写真つき)
これらの課題をクリアするために、「考えるテンプレート」を考えてみました。
ポイントは以下の2つですね。
思考整理のノートの書き方
- 見開き”左”ページ10分
- 見開き”右”ページ:計20分
以下で1つずつご紹介していきます。
思考整理のノートの書き方:見開き”左”ページ10分
まず、見開きの左ページでやるのは、「ゼロ秒思考」で書かれている方法をここで行います。
準備として、縦に1本、横に3本の線を引いて8マス作ります。
そして、その1マスずつテーマを入れて、テーマに沿って思い浮かぶことを洗い出します。
ルールは、1テーマを1分で。
それを、8マス(8テーマ)で行い、この見開き左のページを全て埋めていきます。
多少のバッファを見て、見開き左ページは10分以内と決めています。
思考整理のノートの書き方:見開き”右”ページ:計20分
次に、ページの上部4分の1に絞り込んだポイントを整理してピックアップしておきます。
この絞り込む作業を5分と設定してます。
この5分の間に、ポイントの付け足しやヌケがないように注意します。
そして、残りの4分の3に図でまとめるようにしていきます。
この部分は15分と時間を決めてます。
これで、トータル30分くらいでかなり時間が短縮されて考えることができます。
思考整理をノートですることの効果とは?
ここからは、思考整理ノート術となるノートで思考する時のメソッドについてご紹介していきます。
考えるのって、そもそも「何から考えればいいかが定まらない」時がありますよね。
そういうときに、
「頭の中で整理をして、ゴールを定めて合理的にソリューションを導き出す」
これができるのって、やっぱり訓練が必要だと改めて最近思い始めています。
先日もこのブログに書いた「頭の回転を速める5つの「抽象化・具体化」思考トレーニング:おすすめ本14冊とその後に学ぶべきテーマを徹底解説:おすすめ本14冊とその後に学ぶべきテーマを徹底解説!」という記事でも、「抽象化」と「具体化」の行き来をすることは、訓練が必要とご紹介しました。
また、思考力や論理的思考、ロジカルシンキングのノート術については「ロジカルシンキングがラクにノートで出来るノート術」でも、考える訓練について紹介しています。
考えることが苦手だと感じている人は、やはり何かしらの自分に合った「考える訓練」をする必要がありますね。
単に、考えるトレーニングが自分に合っていないだけかも知れないので、以下を参考にしてもらえたらと思います。
思考のプロセスから考える”思考整理をノートを使って行う理由”
僕の場合なんですけど、どうしても「頭の中だけでモノを考えることができない」です。
理由の1つは、注意力が散漫になってしまうということ。
つまりちゃんと集中ができないってことです。
もう1つは、メモをしないと何を考えたかを思い出せないからです。
この辺りって、人によって違うかもしれませんけどね。
僕のノートを書いてる時の思考プロセスは、以下のような感じです。
思考プロセス
- 頭の中で思い描く
- 紙に書く
- 書いたものを見る
- 見てからまた思い描く
- それからまた紙に書く
- それからまた思い描く
思考のプロセスってこういう流れになっています。
ですので、考えることをノートに書き出すことで、「何について考えるのか」に集中することができますよね。
それを見ながら、思考を進めるようにしています。
これが基本でもあり、最終ノウハウだと思います。
思考整理ができない人の3つの特徴
ここでは、思考整理ができない人の特徴についてご紹介していきます。
思考の整理ができない人の特徴は以下ですね。
思考整理ができない人の特徴
- 考えるテーマとゴールが定まらない
- 考える範囲が定まらない
- アウトプットとしての落とし所が定まらない
まず、当たり前ですが、ノートを開きますよね。
白紙のページを見て初めてその時に思うことが以下のことです。
思考整理ができない人の特徴①:考えるテーマとゴールが定まらない
思考整理ができない人の特徴の1つ目は「考えるテーマとゴールが定まらない」ですね。
ここですでに課題に直面します。
それは、
「何を考えたら良いんだ?」
という事です。
どこから着想に入っていいかがわからないのです。
これ、かなりの人が実はそうなんじゃないかなと思っています。
思考整理ができない人の特徴②:考える範囲が定まらない
次に、思考整理ができない人の特徴の2つ目は「考える範囲が定まらない」です。
「どこまで考えれば良いんだろう?」
というところ。
単にノートに書いてしまうだけだと、「本来もっと考えておくべきことが考えられていない」ということもあり得ます。
思考整理ができない人の特徴③:アウトプットとしての落とし所が定まらない
思考整理ができない人の特徴の3つ目は「アウトプットとしての落とし所が定まらない」ですね。
「どうまとめればいいんだ?」
ということですね。
こういった課題を、無意識に感じていて、その度に感覚的に考えてしまうことが多いと思います。
ですので、1つのテーマに対して、ノートを書くのが思いのほかかかかってしまいます。
このままだと、ダラダラと考えては書いてを繰り返してしまうことになりかねません。
そこで、今まで本で読んだことなどを取り入れて、少し試し始めているやり方を紹介します。
思考整理のノート術に役立つおすすめ本
ここからは、思考整理のノート術に役立つおすすめ本についてご紹介していきます。
ご紹介したいおすすめ本は以下です。
思考整理のノート術に役立つおすすめ本
- ゼロ秒思考
- 頭がよくなる「図解思考」の技術
- 図で考える。シンプルになる。
以下で1つずつご紹介していきます。
思考整理のノート術に役立つおすすめ本①:ゼロ秒思考
思考整理のノート術に役立つおすすめ本の1冊目は「ゼロ秒思考」ですね。
この本は、とても単純な練習を積み重ねていけば、早く広く深く考えられるようになるというのを伝えている思考の指南書のような本です。
やることは、1つのテーマに対して、1分で思いついたことをひたすら書き出すということだけ。
それをどんどんと20分〜30分ほど毎日続けるというトレーニングです。
頭の回転速度を高めたり、具体化のトレーニングにはかなり有効です。
興味のある方は、一読されてみると良いと思います。
思考整理のノート術に役立つおすすめ本②頭がよくなる「図解思考」の技術
思考整理のノート術に役立つおすすめ本の2冊目は「頭がよくなる「図解思考」の技術」です。
こちらは僕が大好きな本でして、思考力を高めるノートやメモの書き方のベースを教えてくれた本ですね。
考えることが苦手な人は、超おすすめっす。
思考整理のノート術に役立つおすすめ本③:図で考える。シンプルになる。
思考整理のノート術に役立つおすすめ本の3冊目は「図で考える。シンプルになる。」ですね。
こちらも思考の整理にとても役立つノウハウがまとめられている本です。
7つの基本図形を活用しながら、図解して思考を発散・整理・発見まで教えてくれたおすすめの本ですね。
思考整理でおすすめのノート
ここでは、思考整理でおすすめのノートについてもご紹介しておきます。
思考の整理でおすすめのノート、というかよく使ってたノートは以下ですね。
思考整理でおすすめのノート
- モレスキンノート
- ロイヒトトゥルムノート
以下でこちらもご紹介していきます。
思考整理でおすすめのノート①:モレスキンノート
おすすめの思考整理のノートの1つ目は「モレスキンノート」ですね。
よく使っているクリエイターの人も多いのでは無いでしょうか?
ぼくも昔はこれをよく使っていて、今ではスケジュール帳としてデイリーのモレスキンを使ってますね。
思考整理でおすすめのノート②:ロイヒトトゥルム
思考整理でおすすめのノートの2つ目は「ロイヒトトゥルム」ですね。
ちょっと高級なノートですけどね。
では、実際にノートを考える際のやり方に関してご紹介していきますね。
思考整理のノート術を続けるとできること
ここからは、「思考整理のノート術を続けるとできること」について解説していきます。
考えるためには集中力が必要です。
集中力を鍛えるのには時間を測るのが効果的です。
右側、左側ともに時間を決めて考え、テンプレートにそってまとめていけば、かなりの効果が期待できると思ってます。
トータルで30分ほどはかかるので、1日の脳みその筋トレだと思ってやってくださると良いかもしれませんね。
なかなか1日にたくさん量をやるのは大変だと思いますので、少しずつ始めてみてください。
これを続けていくと、以下のようになりますね。
思考整理のノート術を続けるとできること
- 考えるテーマが明確になる
- 早く考えることができるようになる。
- 考えがシンプルにまとまる
この3つのことができるようになります。
そして、ある程度ノートに書くことを続けられたら、ぜひ後日ふたたび読み返してみてください。
以前書いた思考を振り返ることで、さらにアイディアを付け足したり、その思考プロセスを別の視点で考えることを意識してやってみて下さい。
振り返りをするということをすると、さらに思考が深くなって行きます。
ぜひチャレンジしてみていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、思考整理のノート術の3つのメソッドを活用することによって、以下のことができるようになります。
考える3つのメソッドを活用するとできること
- 考えるテーマが明確になる
- 早く考えることができるようになる。
- 考えがシンプルにまとまる
今回は「思考整理がスッキリできるノートの書き方3つのメソッド!頭の中を整理する時に使える考えをまとめる方法を詳細解説します」と題してご紹介してまいりました。
このメソッドをさらに発展させたノウハウを「頭の回転を速くするノート術【7つのマスを使った思考訓練の方法】」でも紹介していますので、よければご覧ください。
それでは、今回はこの辺で。