頭の回転が速い指導員に教えられる人「うちの先輩、頭良すぎて何言っているかさっぱり分かんないんだけど、こういう人についていくにはどうしたら良いんだろう?そもそも、教えるのって下手なんじゃないかな?」
優秀な先輩についた後輩って、結構苦労しますよ、正直w。
でも、これはかなり自分を成長させることができるチャンスでもありますけどね。
僕の周りにも何人か、「この人はとても優秀だし、仕事でも成果を出しているんだなー」と思う人がいます。
そして、こちらの頭の回転が遅いせいで、会話をしていても、途中から
「???今なんつった?どういう意味?」
と、会話についていけないことがよくあります。
例えば、飲み会とかで上の人同士が会話をしているのを聞いてると、そうなる事がある人もいるのではないでしょうか?
僕が最近思うことは、その人達が職場で部下や後輩を育成する担当になったら、上手くいくのかということです。
結論からいうと、頭の回転が早い人優秀な人ほど、OJTが下手かも知れません。
なぜなら、以下のような理由からです。
頭の回転が早い人がOJTできない理由
- 頭の回転が早い人ほど相手の理解度を意識していない
- 実は教えられる側の知識が足りていない
- 頭の回転が早い人から教わるなら、自分が頭の回転を早めるしかない
ですので、結局は自分自身が頭の回転を早めるしかないってことですね。
頭の回転や思考力を高める方法に関しては、以下の記事でもご紹介していますので、参考にしてみて下さい。
頭の回転や思考力を高める関連記事
今回は、頭のいい人とOJTに関して、まとめていきたいと思います。
それでは、早速みていきましょう!
もくじ
OJT(On the Job training)とは
そもそも、OJTについて改めてみていきましょう。
OJTとは、実際の業務に即して人を育てるという人材育成の手法のことを言います。
先輩や上司などが部下の仕事の面倒を見て、教えてあげるやり方ですね。
OJTの反対語は、OFF-JTでして、実務ではなく、少し業務から離れた内容で、かつ仕事に役立つ知識やスキルを修得する手法です。
OFF-JTは、いわゆる研修というやつですね。
例えば、研修でいうとこういう研修ですね。
OFF-JTの例
- マナー研修
- 問題解決研修
- リーダーシップ研修
研修などのビジネスをしていましたが、ぶっちゃけ、あんま効果は無いですね。
実際には、OFF-JTよりも、すぐに仕事に直結する事で人を育てるOJTをする割合の方が多いです。
では、なぜ「回転が速い人のOJTが上手くいかないか」をみていきましょう。
頭の回転が速い人の特徴
頭の回転が速いとは、どういう事でしょうか。
一言でいうと、以下のような特徴があると思います。
頭の回転の早い人の特徴
- 1を知れば10にも100にもその関連することを合理的に理解できる
こんなような特徴がありますよね。
しかも、その理解のスピードがめちゃくちゃ速い。
他の言い方をすると、以下のようにも言うことができます。
頭の回転が早い人の特徴②
- ミクロとマクロの視点で物事をいききしながら考えられる人
- 抽象化と具体化の思考のスピードが早い人
- 枝葉と森全体が見えている状態の人
ちなみに、これは訓練によってできると言われています。
日頃から頭の回転が速い人は無意識に、上記のような視野で物事を見ようとしているのかも知れませんね。
抽象化や具体化の思考トレーニングについては、頭の回転を速める5つの「抽象化・具体化」思考トレーニング:おすすめ本14冊とその後に学ぶべきテーマを徹底解説:おすすめ本14冊とその後に学ぶべきテーマを徹底解説!:おすすめ本14冊とその後に学ぶべきテーマを徹底解説!という記事でもご紹介していますので、ぜひ読んでみて下さい。
頭の回転が速い人からの指導を受ける時の注意点
今度は、「頭の回転が速い人から仕事などを教えてもらう側の人」が注意するポイントをまとめていきます。
ポイント① 頭の回転が速い人は仕事も頭の中も忙しい
当たり前のことのように思えるかも知れませんが、これは要注意です。
なぜなら、彼らは忙しいために、合理的に人と話して、端的に伝えようとします。
なので、とても早口な時もありますし、質問に対して一言で返ってくる時があります。
あるいは、「それは〇〇さんに聞いて」と言われることもあります。
それを不満に思う人もいるかも知れません。
けどこれは仕方ないですね。
そういう時は、「まだまだその人と対等に会話ができるレベルではないんだな」と思って、修行に励みましょう!
ポイント② 自分に知識が無いのか、相手がはしょっているのかを見極める
これもまた少し難しい点を含んでいますが。
頭の回転が速い人は、ポイントを伝えているつもりでも、こちらが知りたいポイントをはしょっている時があります。
ポイントの1、2、5を説明されて終わるようなイメージです。
3、4が欠けてますよね。
でもこちらは3、4のことも知識として持っていないので、最後には理解に到達できないという状態が良くあります。
これも見極めるのがとても難しいですが、ポイントは他の人にも質問をしてみるということですね。
そうして差分を埋めていく行動が大事かも知れません。
その上で、足りない知識は本やネットで調べて勉強をしましょう。
ポイント③ 抽象度が高いため、具体的理解にならない
先ほども書きましたが、頭の回転が速い人は、抽象化と具体化のいききがはやいです。
そして、こちらにわかりやすく伝える為に、その事象を例え話に転換して解説をしてくれます。
ここも、要注意です。
なぜなら、彼らの例え話が、自分にとっては抽象度が高すぎるということがよくあるということです。
これは仕方ないときもあります。
たとえば、クライアントとの難しい交渉を事前に相談をしたとしても、相手の出方しだいでどう転ぶかわからないですよね。
これは具体的には指導できないですし、ポイントを伝えようと思うと抽象度が高くなります。
自分なりに想定の問答やゲーム理論的に考える自頭を鍛える必要がありますね。
まとめ:頭の回転を速める「抽象化と具体化」の訓練をする
最近よく思うのは、ビジネススキルとして抽象化と具体化の訓練というのは、必須スキルじゃないかなと思っています。
これができると論理もコミュニケーションも両方を鍛えられると考えています。
たとえば、
- 今話している内容にタイトルをつけると何だろう?
- なんで今面白いと思ったんだろう?理由って3つくらいないかな?
- コレとアレとソレを一言でまとめていうとなんて言うかな?
と、考えてみるといかがでしょう。
これを頭の中でやったりして日頃から訓練をしておくことが、姿勢として大事になってきていると考えてます。
僕も、頭の中だけでこのトレーニングをするのは苦手なので、ノートに図解をしたりして練習してます。
最近毎日これをしてますね。
ぜひ、皆さんも頭の回転が速い人と会話の中で、今回のポイントを見極めてみて下さい。