契約書について知りたいフリーランス「フリーランスになったけど、契約書のことってよくわからないなぁ。今まで取り交わしたことなんてないし。フリーランスってやっぱり契約書とかちゃんとやったほうがいいのかな?」
契約書について苦手意識を持つフリーランスの人もいますよね。
特に、クリエイターさんやエンジニアさんなどの、クリエイティブな仕事をしている人ほど、契約書に関する意識が低いように見受けられます。
それじゃいかんっ!!
・・・すみません。
フリーランスの心構えとして、契約に関しての意識レベルは高めたほうがいいですね。
契約に関する心構えとしては、以下がポイントです。
フリーランスの人が持って欲しい契約に関する心構え
- 契約書の取り交わしはビジネスとして基本中の基本
- 契約の前提となる見積書も必ず用意する
- 発注書は必ずもらって仕事のトラブルを回避する
僕の経験上、やっぱり契約の取り交わしが無いことで、トラブルになることも多いですね。
今回は、『契約書への意識がフリーランスの仕事を左右する【リスク管理は重要】』と題してご紹介してまいります。
それでは、早速みていきましょう!
フリーランスこそやるべき!契約書の取り交わしはビジネスの基本

フリーランスの人の中には、契約書に無頓着な人が多いんですよね。
特にクリエイティブ系に・・・(こんなこと言って大丈夫かな。。)
クリエイティブな仕事をする会社で働いている人の中にも、この辺りの意識が低い人も多いです。
これは、僕の勝手な憶測ですけど、そういう人ってやっぱり、作るのが好きなんですよね。
逆に、契約などのビジネス的な面って、あまり興味が持てないんだと思ってます。
(もちろん、そんなことない人もいますよ!)
ですが、少しでも契約に関する意識も高く持っておくと良いですね。
ポイントとしては、以下です。
契約書の取り交わしはビジネスの基本
- 仕事や案件は突然無くなることがあります
- 契約書がないと仕事をしていたと証明できない
- 少しでも請求できるような証明が契約書があればできる
そうなんですよね。
別にこれは、フリーランスに限ったことではないんです。
企業間同士の取引であっても、プロジェクトや案件って、消滅したりすることも多々あります。
いや、マジで。
その際に、途中まで進めていた分の請求をしたり、その証明になるものを残しておくことも、すんごい大事です。
もし、急に仕事がなくなったら、
ちょっと待ってよ!?
ってなりますよね。
意外と起こりえることなので、ぜひこの辺りも意識を持っておきましょうね。
ちなみに、フリーランスに案件を紹介してくれるエージェントですと、だいたいエージェント側がこの辺りをしっかり対応してくれます。
エージェントに関しては『【フリーランスにおすすめ】案件探しで困らない専門エージェント3選』という記事でも紹介しています。
エージェントのサイトでも契約書に関してはQAなどで掲載されていますので、チェックしてみて下さい。
ただ、クライアントと関係が深くなると、直接エージェントを介さずに、仕事を受けることも発生します。
その際は、しっかり契約書をそのクライアントと取り交わしておくと良いですよ。
フリーランスでも契約の前提となる見積書は必ず用意する

突然ですが、フリーランスの方に質問です。
見積もり、作ってます?
言い値で請け負ったりしてませんか?
いや、決してダメだとは言いません(トラブったら知らんけど)。
ただ、自分の単価設定と見積もりというのも、しっかり作っておくと良いですね。
「この金額でやってくれる?」って依頼されたとして、
「良いですよ〜。」だけでは、どんどんそれ以上の仕事を依頼されても、断れなくなったりします。
これも、よくあるトラブルの一種ですね。
これを回避するためにも、見積書は大切なんですよね。
見積書を作ることの効果
- 依頼された仕事の範囲を明確にする
- 作業内容や項目を決めておく
- 全体の費用感を伝える(値引きするにしても)
見積書は、上記のようなことを相手に伝えるものです。
ちょっと契約書とは厳密には違うかもしれませんね。
ですが、クリエイターやエンジニアさんの場合は特に、何にいくらかかるかをしっかり見積もりができるようにしておきましょう。
この辺りは、エンジニアさん向けにですが『【フリーランス・エンジニア向け】システム開発の見積もりの書き方』という記事で詳しく解説をしています。
見積もりも、仕事をしっかり受注するための必須ツールですので、ぜひ作って下さいね。
発注書を受け取りトラブル回避!フリーランスのリスク管理

最後に、契約書とセットで、相手からの発注書というのを取り交わしておくと、ベストです。
発注書はその名の通り、「あなたにこの見積もりの内容で発注しましたよ」という、発注の意思を伝えるものです。
ちゃんとこれにも法的効力はあります。
ちょっと整理しておきますと、以下のようになります。
- 契約書:取引をするにあたっての約束事
- 見積書:その仕事に対して、何にいくらかかるのかを伝えるもの
- 発注書:仕事を依頼しましたよという相手の意思を証明するもの
これらを全て、クライアントとやりとりしていたり、取り交わしておくのがベストです。
先ほどのように、
「やっぱりこの仕事、ストップして!」
っとなっても、発注したという発注書が残っていれば、「それまでの分」の請求も可能になったりしますからね。
また、「それまでの分」の根拠となるのが、見積書になったりもします。
これが、リスク管理に大きく効くんですよね。
なんとなく、お分り頂けたのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、『契約書への意識がフリーランスの仕事を左右する【リスク管理は重要】』と題してご紹介してまいりました。
直接クライアントとの取引を始める際は、必ず契約書のことを忘れずに取り交わしましょう。
それでは、今回はこの辺で。
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