創造力を鍛えたいと思っている人「創造力を鍛えるにはインプットとアウトプットをし続けるのが良いとは分かっているけど、みんな一体どんな事をしてやっているんだろう?」
創造力を鍛えるには、インプットとアウトプットの習慣は欠かせなというのは、どこかで聞いたことがあるかも知れないですね。
でも、実際に、創造力のある人ってどんな習慣を持っているんでしょう?
今回は、このような疑問にお答えしていきます。
この記事を読むと、以下のことが分かるようになります。
- 創造力を高めるインプットとアウトプットの方法
- インプットとアウトプットの量と質の考え方
- アウトプットの質を高める創造力の鍛え方
僕自身も、クリエイターとしてはまだまだな所ではありますが、WebディレクターやUXデザインなどの仕事を続けてきて、創造力の鍛え方に関しては色々な勉強に取り組んできました。
そのおかげで、色んな仕事でチームを組んだり、声をかけてもらえるようになって仕事をさせて貰えています。
(クリエイティブな事というよりも、やっぱりスキルや能力の高め方について聞かれることの方が多いですけどねw)
それでは早速みていきましょう!
もくじ
創造力を高めるためのインプットとアウトプット
僕の話というよりは、今回は僕の好きなクリエイターの人の紹介をしてみたいと思います。
その方は、日本人で初めてフェラーリをデザインしたデザイナー「奥山清行さん」です。
日本人で単身イタリアに渡り、フェラーリなどのデザインをしているデザイン工房で働いていた方なんですけどね。
今は、ヤンマーのトラクターなどのデザインも手がけていたりします。
最近のヤンマーのトラクターって、ちょっとカッコいいんですよね。
興味があれば、見てみてくださいね。
そんな奥山さんが以前テレビ番組に出演されていて、奥山さんの日常を特集されていました。
そこで奥山さんが普段やっている事としては、以下のような事。
- いつもノートとペンを持ち歩いている。
- ノルマとして毎日100のアイディアをノートに書く
- あえてリラックス出来る時間を作ってスケッチをひたすらする
- アイディアはなんでも書く
- 10,000個アイディアを出して、1個光るアイディアを探す
このような姿勢で、いつも創造力を鍛えていらっしゃるようですね。
その結果、15分でフェラーリのデザイン案を描いて、プレゼンに通ったという実績をお持ちですから。
そんな創造力を身につける上で、奥山さんは、
「プロがプロたるゆえんというのは、こういうことの積み重ね」
という事を言っています。
やっぱり、地道に努力を積み重ねる習慣をお持ちなんですよね。
僕のノート術の原点は、この奥山さんの習慣がベースになっています。
奥山清行さんほどのすごい習慣ではありませんが、僕のノート術については【決定版】思考力を高める効果的なトレーニング方法3選【ノート術】でご紹介していますので、ぜひみて見てください。
インプットとアウトプットの量と質が創造力を支える
インプットとアウトプットを意識し始めて行動をするときは、まずは、それぞれの「量」を積み上げることに集中しましょう。
量を徹底的にこなしていく事で、後から「質」がどんどんと担保されてくるようになります。
理由としては単純で、それだけの「経験値」を重ねることができるからですね。
僕が奥山さんに触発されてノートを書き始めた時も、、以下のような事をひたすら意識して実行するようにしていました。
- 月に10冊以上は本を読んでインプットする
- 毎日3つ以上のアイディアをノートにまとめる
たったこれだけですね。
その当時に立てていた僕の習慣としては、以下のようなことです。
- はじめの半年から1年は量しか意識しない
- 大量の読書を習慣にする
- 毎日10個〜100個のアイディアをノートに書く
- 質を求めるのは量をこなしてから
今では少しインプットの部分が弱くなってしまっていますが、基本的に何か取り組み始める時は上記の考え方を転用させて、自分の創造力をいつも高めたいと心がけています。
アウトプットの質を高める創造力の鍛え方
それでは、質を高めるためにはどのような事を心がければ良いか、こちらについても触れておきますね。
質を高めるためのアウトプットの際に、心がけることにおいて良い言葉があります。
それは、
切磋琢磨
です。
以下では、少しだけ「切磋琢磨」の言葉の意味についてご紹介しますね。
アウトプットの質を高める切磋琢磨の本当の意味
切磋琢磨。
これ、みなさんもよく使う言葉ですよね。
ネットで調べると、このような言葉の意味が出てきました。
学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。▽「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「磋」は玉や角を磨く、「琢」は玉や石をのみで削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。「磋」は「瑳」とも書く。(goo辞書より引用)
僕も、以前まではこのような意味合いで切磋琢磨という言葉を使っていました。
よく「みんなで切磋琢磨する」という使い方しますよね。
実は、よくよく聞いてみるとその本当の意味は異なるみたいです。
切磋琢磨。
これは、元々は中国の玉を作る職人さんから出てきた言葉だそうでして、1人で黙々とその玉の良さを作り込む時に使っていた言葉のようですね。
切磋琢磨
- 切するがごとく
- 磋するがごとく
- 琢するがごとく
- 磨するがごとし
つまり、
石を切って、みがいて、みがいて、みがく。
という、1人孤独との戦いなんですよね。
このように、1人孤独と向き合い、クオリティを追求していくことが本来の意味での切磋琢磨であり、人と共に成長したりすることとは違うようです。
創造力を鍛えてアプトプットの質を高めていくということは、孤独との戦いなんですよね。
確かにクリエイターさんやアーティストの求められる資質としては、このような「探究心」や「追求力」のようなところとも繋がってきます。
ぜひ、みなさんもこの「切磋琢磨」の本当の意味を理解して、アウトプットの質の探求や追求を意識してみてください。
創造力を鍛えるインプットとアウトプットの参考になるおすすめの本5選
ここでは、これまでに僕が読んだ中で創造力を鍛えるおすすめの本をご紹介していきます。
✔︎レバレッジリーディング
こちらは、要するに「たくさんの本を読んでインプットしよう!ビジネスの練習は勉強だ!」ということを分かりやすく教えてくれる本です。
読むと、なぜか勇気づけられますし、たくさん本が読みたい!という気持ちにもさせてくれます。
もう10年以上前の本ですが、影響を受けた一冊です。
✔︎高橋宣行の発想筋トレ
こちらは、アウトプットの量を増やすということを教えてくれた本ですね。
広告代理店でのアイディアや創造力を鍛える訓練方法のような本で、刺激をたくさん受けました(ちょっとハードですけど)。
初めはハードルが高く感じますが、取り入れられるところからやってみるのもアリです。
✔︎センスは知識からはじまる
このブログでなんどもご紹介していますが、やっぱりクリエイティブな仕事をしたいと思う人にとっては必読書です。
知識のインプットを通じて、センスというアウトプットの質について書かれていますので、参考になりますね。
✔︎100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか
僕が影響を受けた、奥山清行さんの本ですね。
奥山さんの流儀に触れることができる、数少ない本ですので、ご興味があればこちらも読んでみてください。
100年の価値をデザインする: 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか (PHPビジネス新書)
✔︎ピクサー流 創造するちから
ピクサーの会社や映画の制作がどのようにして行われているのか、その裏舞台を知ることのできる貴重な本だと思います。
映画製作のチームとしての努力や会社としての取り組みなども詳しく書かれています。
こういうのから刺激を受けるというのも良いと思いますので、紹介しておきます。
ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ノウハウや方法論というよりは、マインド的な事ばかりになっちゃいましたがw。
でも、ここでご紹介したことが、皆さんの創造力の源を掻き立てられると嬉しいなと思います。
いや、実際やってみるとホントに大変ですよね。
これを継続できるかどうかが、自分の才能の見極めポイントにもなってくるかも知れませんね。
ここまでをまとめると以下のようになります。
- 創造力を鍛えるには、インプットとアウトプットの習慣化が必須
- インプットとアウトプットはまずは「量」追求から
- アウトプットの「質」を高めるには、1人孤独な切磋琢磨
また、今回ご紹介した関連記事もこちらでご紹介しておきます。
ぜひ、何かの参考にしてもらえたら嬉しいです。
それでは、今回はこの辺で。