スタートアップでチームをまとめたい人「スタートアップをはじめて良いメンバーも集まりつつあるけど、みんなをどうやって束ねていけば良いんだろう?役割などは決まってきているけど、おなじような気持ちで進めるにはどうすれば良いんだろう?」
スタートアップにおいて、チームをまとめていくって本当に大切なことですよね。
でも、意外とこのチームのまとめかたを意識して取り組んでいるスタートアップって本当に少ないと思います。
みんな、「どんな事業でどうやって成長させるか」、にしか目が向いていないので、チームのまとめ方なんて本当に見落としがちです。
今回は、そんなスタートアップの成長速度を高める「チームの作り方・まとめ方」についてご紹介していきたいと思います。
この記事を読むと、以下のことが分かるようになります。
- スタートアップのチームビジョンの重要性
- スタートアップのチームメンバーとの関わり方
- スタートアップのチームメンバーの集め方
僕も、LiveCanvasというチームのスタートアップに関わっていますけど、チームビジョンやチームビルディングというのを始めましたね。
これによって意見交換やアイディアなどもどんどん出てくるようになりました。
また、チームビルディングについてはWebディレクター必見!プロジェクトのチームビルディングの方法でも書いてますので、参考にしてみてください。
それでは早速みていきましょう!
もくじ
スタートアップチームとしてのありたい姿を描く
チームがまとまんねぇ!
って思うことありませんか?
いや、スタートアップあるあるだと思うんですよね。
スタートアップのチームとして、自分たちがどんなマインドセットで取り組めば良いのか?
ここを考えてチーム作りをしているチームって少ないんですよね。
逆に、なぜこのようなことが必要かというと、理由はいくつかあります。
- メンバーが自分の判断が正しいと思ってしまう
- メンバーが自分の描いた言動をとってしまう
- メンバー一人ひとりの優先順位が異なってしまう
これらは、決して悪いことばかりではありません。
ですが、チームとして始めは自分たちの能力を集中させるべき時に、これらが分散してしまいます。
ですので、はじめの頃は特にチームとしてのありたい姿を描いて、皆んなとシェアすることが大切なんですよね。
例えば、ぼくが関わっているLiveCanvasというプロジェクトでは、こんなチームビジョンを作ってみました。
例)LiveCanvasチームのテーマ
- ハッスル!みんなで。
- リスペクト!お互いを。
- トライ・アンド・エラー!一人ひとりが。
こんな感じですね。
このような形で一人ひとりの関わり方を共有することで、チームの一体感が作れますので、ぜひ参考にしてみてください。
スタートアップのチーム計画やメンバーの段取りを組む
次に、計画や段取りについてですね。
こちらについてご紹介していきます。
スタートアップチームの計画(マイルストーン)
スタートアップの場合、次から次へと優先順位が変わったり、スケジュールも変更になったりします。
それはそれでOKです。ってか、当たり前ですよ。
ですが、始めのうちにある程度の計画(マイルストーン)を引いておいて行動を起こしておくといいですよね。
なぜなら、以下のような理由です。
計画(マイルストーン)のメリット
- チームがどこに向かっているか認識しやすい
- 計画が変わってもチームの現在地点がわかる
- タスクや課題が何か明確にしておける
この認識をメンバー全員で共有をい続けていくためにも、始めは計画(マイルストーン)を用意しておくといいです。
ちなみに、初期の頃の計画って、そもそもそんなに現実的なものじゃないんですよね。
しかも、気づかないうちに全部が全部うまくいく前提で計画しますからねw
それでも前に計画を進めていくことで現実的なラインを引き直さないといけませんね。
こうやってタイムリーに計画を組み替えていくことで、メンバーを実行しやすくしていくというのもテクニックです。
計画がコロコロ変わるというのを良しと思わないメンバーもいるかも知れないので、この点はあらかじめ伝えておいた方が良いですよ。
メンバーの仕事を段取ってあげる
スタートアップチームのメンバーが自分で自分のタスクを管理することに慣れていれば良いですが、実際にはそういう人は少ないです。
なぜなら、以下のような理由から考えられます。
メンバーがタスク管理が苦手な理由
- もともとクリエイティブなことが好きで、管理は向かないと自分で思っている
- 思いつきやアイディアを行動したくなり、飛びついてしまう
- 良いものさえ作れば良いと思っている
こんな感じでしょうか?
このようなこともまた、悪くはないんですよ。
ただし、チームをまとめようと思うと、この点をクリアしていかないといけないんですよね。
その為に、スタートアップをまとめる人が、メンバーの仕事を段取ってあげたり、ある種のマネジャーのような役割をつけた方が良いですね。
ちなみに、僕のチームではこの役割は僕自身がやっていますw
もともと僕もディレクション業務をしているので、タスクの管理などもしていましたしね。
タスク管理については、Webディレクターのタスク管理のコツ【参考になる本とツール紹介】でご紹介していますので、ぜひご覧下さい。
事業に役立つアイディアを常に考えて発信する
スタートアップを始めると、やっぱりみんな「どうすればこのチームで成功できるか?」という事を真剣に考えますよね?
ここではアイディアと、そのアイディアの発信についてまとめておきますね。
スタートアップチームが苦しむアイディア
アイディアというのは、どんどんと無くなったり思い浮かばなくなったりもします。
なぜなら、はじめの頃は割と自由にイメージを膨らませていけば、アイディアはどんどん出てきたり、新しいヒラメキなども思い浮かんだりもします。
ただ、進めていくうちに色々なことが分かってきたり、詳しくなったりもするので、そのことがかえってアイディアを出す制限にもなってきたりもしますね。
ですので、定期的にインプットを継続し続けないといけませんね。
そしてそのインプットを活用したアイディアのアウトプットも継続しなければ、質の高いアイディアというのは出てこなくなります。
あの有名なライゾマティクスの代表、斎藤精一さんも、ひたすら、ずーっとインプットしていると語っていましたね。
斎藤さんの場合、
時間の9割!
くらいとも。
なので、頭がパンクしそうになって夜中1人でのバスケをしてる、みたいなことも。
さすがにそこまでは、初期のスタートアップの場合には出来ないかもしれませんが、時には外に出たり人と交流してみたり、1人でブレストなんかもしてみるといいですね。
アイディアについては、アイディアを考える思考習慣:日々のトレーニング方法【修行です】で詳しくご紹介していますので、こちらはぜひご覧下さい。
また、1人でのブレストについては、【思考を整理したい人向け】1人ブレインストーミングの方法と参考本という記事が参考になりますよ。
スタートアップチーム内でのアイディア発信のねらい
先ほどにも少し書きましたが、メンバー一人ひとりのが考えて、そのまま勝手に進んでしまうと良くないパターンもあります。
ですので、ここは積極的にメンバーに対して発信をしていきましょう!
良いと思いついたアイディアを、Slackなどのチャットツールで共有しあったりすると良いですね。
そこでお互いに意見を交換しあったり、どのポイントを良いと思ってくれるか、などを見定めていく事にも繋がります。
スタートアップチームにおいて、チャットツールの活用は頻繁に発生してくると思います。
僕も、常にスマホやApple Watchの通知をオンにしておいて、コミュニケーションを取りやすくしています。
アイディア共有については、かなり頻繁にする事でチーム全体のモチベーションやムーブメントを高める事につながります。
このようにして、全体を盛り上げるという点においても、アイディアを発信しあって行くことは効果的ですね。
積極的にスタートアップメンバーと絡む
スタートアップのチームメンバーとは、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。
この辺りは、自然とやっている人も多いかと思いますが。
- チームで食事をしに行く
- プライベートのSNSでもお互いをフォローしあってリプやコメントをしあう
- 同じ作業場(カフェやコワーキングオフィスなど)で作業をする
などなど、距離を縮めて、ある種の共同体のような形で、チームメンバーと関わって行くとお互いを尊重し合えるようになります。
イメージ的には、同じバンドのメンバーのような感じでしょうか。
作曲を一緒にするバンドのメンバーのように、スタートアップのメンバーとも日常を共に過ごせるようになってくると、チーム全体の雰囲気も良くなっていきます。
この辺りは、言わずもがな!
な印象も持たれるかも知れませんけど、意識してやってみるのとそうでないのとではチームの一体感が大きく変わりますので、積極的にやってみて下さい!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したような取り組みを続けていくことで、スタートアップのチームとしても盛り上がりが作れますし、継続していくことでチームや事業の成長が速まります。
お互いの信頼関係を築いていくためにも、実践してみてもらえたらと思います。
ここまでをまとめると以下のようになります。
- チームビジョンを共有してまとまりを作る
- 計画の調整や段取りなどをしてあげる
- アイディアの発信はスタートアップチームを盛り上げる
- 積極的にメンバーと絡んでいこう!
また、今回ご紹介した関連記事もまとめておきます。
関連記事
それでは、今回はこの辺で。