忙しさを解消したいWebディレクターの人「どうしてこんなにも忙しいんだろう?Webディレクターの仕事って忙しいとはわかっているけど、少しでもこの課題を解消するにはどうすれば良いんだろう?」
Webディレクターの仕事って、忙しいことでも有名ですよね。
IT系の会社に勤めていると、どんな仕事でも忙しいですが、その中でも特にWebディレクターの仕事は、グンを抜いて忙しいです。
では、なぜ多くのWebディレクターの仕事はそんなにも忙しいのか?
その理由は以下ですね。
Webディレクターが忙しい原因
- 代理店からの仕事を直接受けている
- 仕事の把握と整理が出来ていない
- 新規案件の割合が多い
僕自身も、上記のような状況にも陥ったり、同じような同僚を何人も見てきました。
今回は、『忙しいWebディレクターの本質的な原因【案件の整理と仕事の整理】』と題して、忙しい原因と打開策までご紹介してまいります。
あくまでも一例ですが、参考にしてもらえればと思います。
それでは、早速みていきましょう!
もくじ
忙しいWebディレクターは代理店からの依頼や仕事を受けすぎてしまっている
これは、Webディレクターあるあるかも知れませんけど、忙しい原因の一つとして「代理店の案件や依頼」というのが多いですね。
例えば、代理店の案件でよくあるのは、以下のような点です。
代理店案件でよくあるケース
- 代理店からの依頼が夕方〜夜になってからくる
- 急な納期の依頼(昔は翌朝とか、最近でも明日中とか)
- しっかりクライアントの意図を把握していない
特に、依頼内容をWebディレクターがしっかり把握しようとすると、「良いからとにかくやってよ!」と無茶をいう代理店の人もいたりします。
(最近は少し減ってきている印象もあります)
とはいえ、いつ連絡がくるかわからないで、終業間際になってからいつも連絡をしてくる人とかもいますね。
仕事なので、ある程度は仕方ない時もありますが、こういうことが積み重なると、一向に忙しい状態からは改善されなかったりします。
解決策としては、以下のように働きかけると良いですね。
代理店からの仕事が原因で忙しいWebディレクターの解決策
- 会社に相談して担当を変えてもらう
- 直クライアント案件の割合を増やす
シンプルに、これが本質的な解決策です。
企業に所属しているWebディレクターの場合、やっぱり担当を変えてもらったりなど、会社と一度相談をしてみることがベターです。
また、会社として、あるいはフリーランスとして代理店からの仕事を受けている場合、やはり営業努力として「直クライアント」企業の案件を増やしていくことです。
こうすることによって、忙殺されることを回避していくことが、本質的な解決策になりますね。
Webディレクターの忙しい原因は「仕事の把握と整理」ができていない
次に、Webディレクター本人の仕事の仕方が原因で忙しくなっているケースをみていきましょう。
多くの場合、自分の案件の「仕事の把握と整理ができていない」ということが原因になっていることが多いです。
忙しいWebディレクターの仕事の仕方
- 案件の数が多くなって仕事のタスク管理ができなくなる
- 記憶に頼ってイメージだけで案件を回してしまう(細かい把握をしない)
- とにかくラクをしようとツールや人に頼ってしまう
こういうケースもやっぱり多いですね。
はじめの頃はしっかり管理できていたりしますが、徐々に忙しくなるにつれ、管理がずさんになったりします。
こういう人の場合、僕はいつも以下のようにアドバイスします。
忙しいからこそやらなければいけないWebディレクターの習慣
- 一日の始まりと終わりにタスクを確認する時間を確保する(全部書き出す)
- 案件を回すのが仕事ではなく、状況を細かく把握することが仕事と捉え直す
- すぐには整理できないけど一つ一つ着実に実施して行く
単純ですけど、実は本質的なやり方ですね。
ただでさえ忙しいのに、こういう面倒なことをするのか?と思われる人も多いです。
ですが、これが一番確実で、最終的な方法です。
急がば回れ。
この逆説的であり本質的なことをしっかりとしているWebディレクタほど、効率的に案件をこなしています。
この点については、『Webディレクターのタスク管理のコツ【参考になる本とツール紹介】』という記事で詳しくご紹介しています。
ぜひ参考に読んでみてください。
Webディレクターが忙しいのは「新規案件」の割合が多い
新規案件ばかりを担当してしまうのも、Webディレクターが忙しいと思う原因の一つとなったりします。
理由としては以下ですね。
新規案件ばかり担当するWebディレクターが忙しい理由
- 新しい案件が多いとその分理解するのに時間も労力もかかる
- 常に新しい課題に追われるため考える時間を要する
- 調査に時間をかけ過ぎてしまう
とにかく新規案件は、内容も理解も難しいという一言につきます。
ここでの解決策は以下の通りです。
新規案件ばかり担当するWebディレクターの忙しさを解決する方法
- 案件に関連するインプット時間を決めてからインプットする
- インプットをもとに仮説を持ってから調査を始める
- 新規案件ばかりでなく、運用の案件を持って余裕を作る
要するに、時間配分と案件の配分をコントロールする、ということですね。
この点についても、会社側との相談は不可欠になってくるかと思います。
可能な範囲で、調整を試みると良いですよ。
忙しいWebディレクターの抜本的打開策は新しい領域の仕事を作ること
最後に、少しトリッキーな抜本的解決策ですね。
それは、新しい領域の仕事に、集中的にチャレンジをしてみるということです。
例えば以下のようなチャレンジ案件に、専属に近い形で関わらせてもらうなどです。
新しい領域でのチャレンジ(例)
- 経験したことのないWebシステム開発案件を担当する
- 今まで深く関わってこなかったUI/UX改善のプロジェクトを担当する
- WebマーケティングがメインとなるWebディレクション業務に関わる
このような案件がもし巡ってきてチャンスがあるようでしたら、それを専属に近い形で担当させてもらえるように働きかけるというのも手です。
それによって、今後のキャリアも大きく変わってくるでしょうし。
ただ、その為の事前知識というのも不可欠ですので、自己学習というのも欠かせないですね。
新しい領域の学習・スキルアップについては以下の記事でもご紹介しているので、ぜひ興味があればみてみて下さい。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、『忙しいWebディレクターの本質的な原因【案件の整理と仕事の整理】』と題してご紹介してまいりました。
ぜひ、参考にしてもらえたらと思います。
それでは、今回はこの辺で。
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