銀行員の転職希望者が急増してますね。
3大メガバンクが人員を削減すると発表してから増えてるみたいです。
銀行員のこれまでの仕事をAIに変わっていくということですが、こういう流れってもっと加速していくのでしょね。
とはいえ、果たして銀行員の人達はどこへ転職していくのでしょうね。
転職できたとしても、それで一生安泰という時代ではなくなったという事をここでは触れていきます。
もくじ
求人増加と人手不足
僕も採用などの仕事にかかわることもあるので、市場調査として様々な転職サービスに登録しています。
日本の転職サイトなどを見るというよりは、転職エージェントに申し込んでいるだけですが。
印象としては、スカウトのメールがすごいですね。
色んな会社からスカウトが毎日のように届きます。
求人を見ていても、年収の最低ラインが5年前よりも50万〜100万以上は上がっているように感じます。それだけ人手不足ということなのでしょう。
アルバイトやパートよりも正社員採用
企業側としても正社員での積極採用が増えてますね。
アルバイトやパートとして求人を出したとしても、それでは採用する母集団が作れないという事なのでしょうね。
年収や条件を見ても、人材の獲得競争が激しくなっているのも見てとれます。
未経験でも積極採用
若手の積極採用の場合ですが、未経験でも積極的に採用をかけている会社も多いですね。
未経験の仕事は、営業職などのホワイトカラー系の仕事がやっぱり多いです。
エンジニアやデザイナーなどのIT系やクリエイティブ系の給与が増加
僕が所属している会社もクリエイティブ系ですが、エンジニア職やデザイナー職の仕事がとても増えています。
また、年収などの条件も以前と比べると良くなってますね。
人さえ確保出来れば、自分たちの会社で育てることができるようになったという背景もありそうです。
特にエンジニアは市場価格がまた上がってますし、IT化は企業にとっても重要な経営課題でもありますからね。
変化してきた経営課題
少し変化を感じたのは、経営管理部門や経営戦略的な部署も積極採用している印象を持ってます。
これは今後変化する時代に対応するという企業側のニーズが出てきたのでしょうね。
以前は新規事業部のマネジャーとか立ち上げメンバーという職種が多かったです。
今回の採用バブルではもっと経営全般的なところで企業もマネジメント力を高めようとしているのではないでしょうか。
新しい職種のチャットレディ
チャットレディという仕事もよく見られるようになりましたね。コールセンターの業務のように、お客様とチャットでの問い合わせに対応する人ですね。こういう仕事が増えたのも、時代の変化を感じます。ユーザーとしては当たり前の機能としてのチャットですが、その後ろにはチャットレディという仕事があるんですよね。
多様化する働き方
このようなチャットレディも働き方は多様ですね。
自宅もあればオフィスもあるでしょう。
また、転職サイトのキーワードでも、在宅や副業などといった働きやすさの柔軟性アピールしている会社も増えてきています。
このような働き方に対応していくためにも、経営管理の人も増やして組織マネジメントしていこうという流れとなっていますね。
ゼネラルな仕事よりもスペシャルな仕事の需要が増えている
経営管理系の仕事はどちらかといえばゼネラリストの仕事でしょう。
けれども、やはりスペシャリストとしての求人が増えているでしょう。
先ほどのチャットレディや、エンジニア、デザイナーなどの専門スキルを持った人材。
デザイナーなどはこれまで労働市場ではあまり重要視されてこなかった職種なのに。
経営者のスキルセットも変わってくる
僕は経営者のスキルセットが変わらなければ、ここで獲得した新たな人材の能力を発揮させる事は出来ないのでは無いかと考えます。
エンジニアやデザイナーの仕事の理解が正しくできないといずれは会社を去っていく事にもなりかねません。
また、経営者とテクノロジーやクリエイティブという要素をビジネスに取り入れないと、経営の舵は正しくきれない時代になってきています。
ここは毛嫌いせずに、やっていって欲しいと思いますね。
まとめ 転職できても危機は変わらない
今回の転職バブルで転職できたとしても、いつまた自分達の仕事が別のサービスに変わってしまうか分かりません。
今は3年でパラダイムが変わる時代ですし、予測もできないことはお分かり頂けるでしょう。
これからは自分をスキルアップさせるという発想よりも、キャリアシフト、スキルシフトしながら時代のニーズをつかめるようにしていくことが求められるようになったのでしょうね。