思考・戦略

人脈を作り人脈を広げるために必要な「相手に与える提供価値」

こんにちは。

Qolony Works Laboratory です。

今回は人脈について。

「人脈を作ろう」とか、「人脈を広げよう」という時って、お酒の席につくことが多いです。

(お酒が少しでも入ると、いつ寝たかわからないですね。)

以前も、これからは「何をするか」よりも「誰とするか」という記事を書きましたが、人脈というのは、このことにも関わってきますね。

個人の時代は「何をやるか」よりも「誰とするか」の時代 前回、東洋風のリーダーシップと西洋風のリーダーシップという記事を書きました。 https://qolony.net/man...

最近起業した友人を、「芸能関係で仕事をしている知り合いに紹介する」といった会を開いてました。

人と人とを繋げていくというのはあまりこれまでやったことがないので、あまり上手く繋げられたという実感はないですね。

こういうのも地道な取り組みなのでしょうけど。

でも、色々と考えさせられる事も多かったです。

自分の現在地点というのも何となく見えてきたように思います。

人脈を作ったり広げたりする時って、自分自身の価値や、相手に対しての「提供価値」というのをもっと意識するべきでしょう。

今回は、その人脈作りにおける「提供価値」についてご紹介をしていきます。

人と会う時の「提供価値」を用意できるか

まず何よりも、人と会うときに、自分がその人に対してどんな「価値」を提供できるか?

これを考えたり、準備をしたりすることが重要です。

「今回は、エンジニアの人と会うから、技術的なトレンドや自分が関わった事のあるプロジェクトについて思い出しておこう」

とか、

「芸能関係の人と会うから、芸能関係のイベントで使えるツールについて紹介できるようにしておこう」

などなど。

失敗事例①:友人を紹介する席

起業した友人から相談を受け、僕の知り合いを紹介したことがありました。

経緯をお伝えしますね。

僕の友人が、イベントなどの演出としてリアルタイルで撮った写真をモニターに投影できるサービスを開発しました。

それを、

「ライブやイベントなどで使ってもらえるようにするにはどうすれば良いか」

「演者の方に使ってもらえるか」

という相談を芸能関係の人にしたかったようです。

知り合いに、芸能事務所に勤めていたことのある人がいたので、紹介して意見をもらおうと考えました。

実際にお互いを紹介して、ブレストのように意見が出し合えたのですが、個人的な結果としては惨敗でしたね。

何が惨敗だったかというと、以下の点ですね。

  • 場のファシリテーションが出来なかった
  • そのサービスの価値をしっかり理解して臨むべきだった
  • 知人に対してのベネフィット(提供価値)をしっかり考えきれてなかった

僕の知り合いも、とても寛容的な人だったので、悔やむ必要もないかもしれないですが、それをしないと「場の価値を高める」というクセがつかないですね。

もっと僕自身がサービスのことを理解したり、どういう意見を聞けば良かったかなどの視点を事前に持っておかなかったなと反省しました。

人を紹介する場で如何に振る舞えるか

こういう場での振る舞い方というのも身につけていかないといけないなと改めて感じましたね。

ゴールは友人と知り合いが意気投合をして今後も関係が続いていくという事だったと思います。

そこまでのお膳立てが出来たかどうか。

さらに欲を言うと、その場を設定したそのものが喜ばれるような事が出来れば完璧だったと思うのです。

関わる人たちの時間を如何にして最大限のメリットに持っていくかが一流の人の手腕のようにも思います。

この人に相談したい、また会いたいと思われるか

次もまた会いたい次はもっと面白い話をしたいと、相手に思われる存在であるかどうかというのは、これから先重要な要素だと思います。

僕自身が相手にそう思われること自身が大切なことだと改めて感じました。

失敗事例②:別の予定に負けてしまう

別の例で言いますね。

あるアプリを開発している会社があります。

そこには友達と以前お世話になった方がたまたま同じ会社で働いています。

その友達から、「自社のアプリサービスについて意見を聞かせて欲しい」という相談を受けたので、ご飯を一緒に食べにいきました。

彼の話では、本当はそのお世話になった方も一緒に参加するつもりだったようなのですが、仕事の都合上、あるいは別の予定か何かでご一緒することは叶いませんでした。

ここが結構、分かれ道なんだなと思ったんです

つまり、そのお世話になった方が、”僕と会いたいというモチベーション”や”優先順位を高く持ってくださるか”が僕の真価だと思います。

この価値が薄かったり低かったりすることで、僕と会うことにメリットをあまり感じなくて接点というものをどんどん失っていくんだろうなと感じます。

「君、どれだけ面白い話ができるの?」という試されている場というのはかなり世の中存在するんだなというのを身につまされてしまいますよね。

でもこういった機会ってたまにしか僕も作らないので、そんなに意識しなくてもよくなってしまうのかも知れません。

自分を振り返り高めることをしなければ成長はできない

大人になれば、友人同士の付き合いから、もっとビジネスや仕事や、未来についてどう一緒に「何かできるか」ということをお互いに求めて会話をしていくのかも知れないなと感じます。

うむむ、、、まだまだ修行が足りないです。

こういう風に自分を戒めることが出来るのも、今のうちかも知れませんね。

個人で活動をすることをイメージすると、こういうフィードバックループって自分自身で回すしかないと思います。

会社にいて、まだ自分が若かった場合というのはそれなりに指導も教育も受けられるかも知れませんが、僕もこの歳になり、そういうこともだんだん無くなってきました。

いかにして自分自身で気づいて自己改善を繰り返すかということが、これから先習慣として身につけていかなければいけない事なんでしょうね。

人は自分自身を写し出す鏡だとよく言われます。

そして、我れ以外皆師なりという言葉を思い出しました。

もっと様々なことに気を配れるような人物に成長していきたいと思った昨日の夜でした。

 

今日はこの辺で。

 

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