働き方

働き方のダイバーシティ化は人事より経営トップの仕事

ダイバーシティという言葉が使われはじめたのは2008年くらいからですかね。

その頃の僕は会社の人材育成を提供する会社で働いていました。

その当時は女性や外国人を積極的に活用するという意味で使われていましたが、最近はもっと広い意味になってきましたね。

それは働き方をダイバーシティするという事だと考えています。

ここでは、働き方のダイバーシティをどうアップグレートしていくかについてご紹介していきます。

ダイバーシティとは

ダイバーシティについて調べると、

ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。 もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。 企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。

(コトバンクより)

ということのようですね。つまり、

  • 会社がたくさん儲かるようにデキる人をもっと活用しよう
  • その人たちがもっと働きやすい会社にしよう

ということですね。

なぜダイバーシティが求められるのか

そもそも、なぜダイバーシティということが言われるようになったのか。

失われた20年。

この間、いかにして企業が世の中により良い価値やサービスを提供するかが大事だと考えられ始めました。

その中で、「色んな人がいるといいよね。」「あれもありだよね。」「こういう考え方もあるよね。」と受け入れ、その中で新しい価値を見出して世の中に提供しようとしてきました。

それが今では当たり前の考え方として働く側の人達にも浸透してきました。

価値観の多様化

価値観の多様化が進んだというのはよく耳にしました。

その背景として、

  • さまざまなキャリアを持った人を抱えるようになってきた
  • 外国人の採用が進んだ
  • 女性の登用を進める取り組みがされた
  • スマホネイティブ世代やデジタルネイティブ世代の採用が始まった

といったことがおこり、画一的なマネジメントからダイバーシティ化が求められたのでしょうね。

むしろ、今までは階層や役職、性別や年代など「分けて」マネジメントができていたのが、属性がとても増えたことで、さまざまな人を混在させながらマネジメントすることの必要性が出てきました。

働き方の多様化

そんな中で、働き方の多様化も求められてきたのですね。

  • リモートワーク
  • テレワーク
  • フレックスタイム
  • 週休3日
  • 30%ルール
  • Skypeミーティング
  • チャットツールの導入

ITツールの発展と導入をすることで、より働き方に多様性を実現させることができたのではないでしょうか。

大手企業の働き方改革が遅れるにはワケがあった

働き方改革は人事部門の仕事となることが多い印象です。

確かに人の事なので人事部門のミッションとなるのは理解できますが。

ですが、人事ってリモートワークなどが1番しにくい部署でもあります。

  • 社員個人の個人情報などを持ち歩いたり家で仕事をするなどがしづらい環境である。
  • コーポレートガバナンスの責任を担う部門として、現状のルールを変えにくい

など、プライバシーと機密と統治をになう人たちが自宅や外では仕事はしにくいですよね。

「働き方改革」は経営がプレーヤーとして推進してすべき

僕は、働き方改革はむしろ経営トップの仕事であると言っています。

人材と働き方のダイバーシティを高める為にも、経営者が率先して改革を推進しないと大手企業の場合などは進みません。

経営者自身が自分たちの会社のワークライフスタイルをどうデザインするかが鍵だと言えますね。

まとめ

これからまだまだ技術革新も進んでいく中で、もっと新しい取り組みをする会社はもっと増えるでしょう。

また、兼業やフリーランス、個人事業主さんといった人達とも一緒に働くという時代がやってきました。

2020年以降の5G導入などが入ることにより、ビジネススタイルもどんどん変わってくると僕は予想してます。

テクノロジー×働き方がダイバーシティを加速させるとも言えますので、もっとこのあたりはリサーチを続けながら方法論を考えて紹介していきますね。

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