
以前、このブログでも書いたかもしれませんが、僕自身は、個人の自立というテーマで日々せっせと努力をしているつもりです。
すなわち、会社に依存しない働き方、というのを目指して今やっているフシがあります。
今回は、会社に依存しない働き方と会社に依存する人の課題についてまとめてみたいと思います。
テーマは、個人の時代に組織に依存せず自立して働くための成長戦略、です。
まずは、こう思ったきっかけから書いていきます。
転機となった常駐の経験
僕は、半年ほどの間、とある企業でアドバイザー兼ディレクターとして企業に席を置いて常駐をしていた事があります。
半年間の業務が終わりかけのころ、いろんな人からありがたいことにその企業への転職を勧められた事がありました。
その時に、色々と自分なりにその企業との関わり方なども思案したものでした。
例えば、
- 土日だけを使ってその企業の課題に対してコミットする
- 何かの業務だけを請け負って対応してあげる
- 実際に転職してみる
などなど。
僕自身に対して、何かのスキルを求めてそれを活用しようというよりは、もう少し根っこの部分で、
「いてくれると安心」
というところで、価値を提供できていたんじゃないかなと勝手に思っています。
この部分を自覚できたので、
「もしかしたら、自分自身の力だけでも、やっていけるのかもしれない」
という甘いイメージを持つようになったのがきっかけです。
そんなに現実甘くはないという戒め
ですが、そうですね。
「そんなに現実は甘くはない」という考えも、自分の中で同時発生していました。
仮に、そのまま僕が自分自身でやっていこうと思ったとしても、いずれはつまづいていた事でしょう。
なぜなら、僕自身が自分で何かをやったという実績もないままこの歳まできてしまっているからです。
そう、会社組織の力で今までは収入を得られている部分もあったと思います。
ですが、急に1人になると言うことは、後ろ盾も何もない状態になると言うことですから、危険きわまりありません。
そのまま突っ走っていた場合、2〜3年で環境も代わり、全く世の中に対して能力を発揮できない人物になってしまっていることでしょう。
もう一つの強みがあっても通用しない
僕の場合、HRの領域に関しては、他の人よりも知識があると自負しています。
そして、研修や人材育成の方法に関しては多少はコンサルティングができるとも思っています。
これを活かして独立などもできないものかと考えてみましたが、すぐにこの考えも消し去ります。
なぜなら、これからは個の時代であるからです。
この、個の時代に対して、組織論やマネジメントというのがどう変化していくのか、これがまだ僕の中では確立していません。
僕の友人でも研修のアウトソースを始めた人がいて、その友人と何か面白い事ができないかなとも考えたりしましたが、僕自身が個としての専門性を高めていない限り、これからの時代にはフィットしていけないだろうなと考えました。
個の力を育てる期間
これらを踏まえ、僕はまだ、しばらくは会社にぶら下がっていようと考えています。
(表現がむちゃくちゃ悪いですね)
言い換えると、
- 会社で働きながら様々な課題に対して考察をしてみたり
- 極力、空いた時間を作って専門性を高める努力をしたり
- 個を高めるノウハウを自分を実験台にして取り組んでみたり
- 会社以外の収益を作るように活動したり
というような事をしてみたいと思ったわけです。
こういう事をやろうと思い、ブログも立ち上げてみたのです。
これを1〜2年は続けてみて、どう自分の中で才能が開花をするのか。
それを自分自身でもみてみたいという好奇心が今は非常に強いかもしれません。
会社に対するストレスとマネジメント
会社で働いていると、やっぱり個に向かおうとしている自分とのギャップというのがよく現れてきます。
このギャップというものがなんなのかを、一つ一つ整理しながら対処しないといけないのですが、ストレスであったり、イライラであったり、そういうものにまず苛まれて最近はあまりうまくいっていない実感があります。
おそらく、この辺りをうまく整理できてくると、個の価値観と組織の価値観のギャップというのも見えてくるのかもしれません。
また、個に向かう事を視野に入れていない人がまだ多く会社組織に属しているので、その人たちとのコミュニケーションというのも、よくよく考えて取らないといけないのだろうなと思っています。
まず、ストレスとの向き合い方が課題ではありますが。
こういったストレスも、ネタにしていって、今後の独立に向けて何かの武器に変えていきたいと思いますね。
まとめ 組織で働いている人が気づいていないこと
個で働くというのは、簡単な人も入れば、難しいと思う人もいます。
ですが、これまでの時代では、そもそも組織で働く事が向いていなかった人でも組織で働いてこないといけない時代でもありました。
こういう人たちが組織から解放されて、自立して生きていけるようになると、様々な分野でイノベーションが起こったり産業が活性化するのではないかと思っています。
そして、組織にずっと働いている人ほど、こういう事にはあまり目が向かない人が多いです。
組織マネジメントをする上で、人を使って人を動かすという事が当たり前になっているかもしれませんが、そのうちに、組織に人はどんどん減っていきます。
そうなった場合、人に振っていた仕事も自分でこなさなくてはいけなくなりますが、もちろん、振りっぱなしでこれまでやってきた人には出来ないでしょう。
そういう意味でいうと、組織にいる人たちも、個を発揮できる専門性というのが求められるかもしれませんね。
活躍するフィールドは違うにしても、根本的には「個」というものがまずは前にでる時代がやってきているのかもしれません。
今回は、会社に依存しない働き方と会社に依存する人の課題についてまとめてみました。
今の会社を評価する際、今すぐ転職すべき!危ない会社の特徴と今後のキャリアの方向性という記事で、いくつか例をあげていますので参考にしてみて下さい。

それでは。