業界のこともあまり知らないけど、未経験からの転職って上手くいくんだろうか?
もっともな疑問ですよね。今回は、このような疑問に答えていきますね。
この記事を読むことによって、以下のことが分かるようになります。
- エンジニアとして転職活動を効果的に進める方法がわかる
- どんな会社にエンジニアとして転職すれば良いか明確になる
- 良い転職エージェントの見分け方がわかる
僕自身も、過去に3年くらい採用担当としてWEBエンジニアの採用にたずさわってきた経験があります。
「もっと事前にこういう準備をしたり、調べたりしたら良いのになぁ・・・」と何度も思って、キャリア面談のような面接をしたことが何度かありました。
また、僕も未経験からIT系の会社に転職した経験もあります。当時を振り返ってみて、もっとこうしておけば良かったと思ったことも、踏まえていきたいと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
もくじ
未経験からエンジニアになる転職活動の始め方
これを読んでいる人は、おそらく何かしらのきっかけで「エンジニアとして転職したい」と思った方だと思います。
ほとんどの人はシステム開発など経験したことが無い人なのではないでしょうか。
経験がない人は、まずはプログラミングなどのエンジニアとしての勉強を始めてみることをお勧めします。
実際の実務に近い学習を事前にしておくことは必須となりますから。
エンジニアとしての学習を始める
最近ですと、プログラミングの学習ができるWEBサービスがどんどん出てきています。
例えば、TechAcademyやCodeCampといったサービスですね。どこかに通う必要もなく、自宅でもプログラミングやアプリ開発を学ぶことができます。
無料のオンライン動画などもたくさんありますが、これらは質問ができなかったり、開発手法が提供者に依存するので、結論としてはあまりお勧めできません。
一方で、多少お金はかかるにしても、サポートが充実しているサービスを利用する方が結果的に学びは定着します。
TechAcademyは4週間〜16週間のコースが用意されていて、CodeCampは2ヶ月〜6ヶ月のプランが用意されています。
平均しても3か月程度はプログラミングの学習をしておくと、最低限のエンジニアとしての現場の知識は学べるようになるでしょう。※あくまでも最低限です。
ちなみに、TechAcademyでは無料の説明会も開催しています。
未経験だからこそ、こういう説明会などの場には「積極的に足を運んで知見を少しでも広げたほうが良い」と断言します。
情報収集や勉強だと思って説明会に行ってみると、未経験からエンジニアとしてキャリアチェンジするイメージが膨らむでしょう。また自分と同じようなニーズを持った人とも出会えるチャンスです。
このようなサービスを通じ、いつでも質問ができるようなサポートされた環境の中で学び、エンジニアとしてキャリアチェンジを図ることが大切だと思います。
エンジニアとしてのスキルは今後もどんどん世の中のニーズが広がってきていますので、今から始めてもチャンスしかないです。
すぐに学び始めれば、きっと早く未来が変わると思いますよ。
- TechAcademy [テックアカデミー] ※無料体験コースの申込みもあります
- CodeCamp[コードキャンプ] ※無料体験レッスンを受講すると受講料が1万円引に
すでにエンジニアとして働いている人と仲良くなる
先ほども少し書きましたが、TechAcademyの無料説明会などに参加すると、同じような境遇の人との出会いもあったりします。
中にはすでにコースを始めている人や、すでにエンジニアとして働いている人との出会いもあるかもしれません。
そのような方々と積極的に仲良くなって実際の開発の知識や業界の話などをどんどん聞くようにしていきましょう。
また、お知り合いやお友達にもエンジニアとして働いている人がいれば、そういった方々との交流を深めることを個人的にはお勧めをしています。
やはり、実際に働いている人から得られる情報は現実に起こっている話なので、とても参考になります。
ポイントは、複数人エンジニアとしての知り合いを作っておくことですね。
一人だけだと情報が偏ってしまいますので、何人か複数人の友達を作り始めることが良いでしょう。
エンジニア求人をあつかう転職エージェントの活用方法
転職エージェントについてもここでは見ていきましょう。
転職エージェントも会社によってやり方が異なったり多少はします。が、基本的にはどこも同じですね。
違いがあるとすれば、求人の数がどれだけあるのかということと、自分に合ったキャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)がいるかどうかだと思います。
以下では、転職エージェントの活用方法について記載しておきますね。
未経験エンジニアでも紹介可能かを確認しておく
まず、「未経験でもエンジニア職を紹介してもらえるか?」という点です。
この点は、キャリアコンサルタントとの初めの面談などでもしっかりと確認をしておいたほうが良いでしょう。
あるいは、「未経験からでもエンジニアとして転職した実績があるのか?」も確認しておくと良いですね。
どの程度の案件がありそうかを、他のエージェントとも比較してみても良いかも知れません。
そして、キャリアコンサルタントは多少は業界や企業のことを知っている情報源だと思って下さい。
彼らと仲良くして、どんどん情報を引き出すような関係作りを始めににしていきましょう。
集めた情報を正しく客観的に理解する上でも、現役のエンジニアさんやキャリアコンサルタントなど、自分の身の回りに、自分の転職活動をフォローしてくれる人達を置いておくと良いですよ。
勝手に自分専用の「転職チーム」を固めていけば良いのです。
ダメなキャリアコンサルタントの見分け方
また、ダメなキャリアコンサルタントに当たってしまうことも考えられます。
特に、業界が未経験だったりするとこちらの知識も浅い状態のままです。
キャリアコンサルタントの良し悪しに関わらず、業界のことは自分で調べたり人から話を聞くなどして情報を集めておきましょう。
そして「業界の〇〇についてこう言われたんですが、どう思われます?」などとどんどんキャリアコンサルタントに聞いてみましょう。
キャリアコンサルタントによっては、そのキーワードを知らなかったり、知ったふりをする人もいるかと思います。
ちなみに、そういう人は要注意です。
あなたに興味を持っていない可能性もあります。
また、自分の意見や意向に誘導してくるようなキャリアコンサルタントは変えてもらいましょう。
自分の意見を押し売りするようなキャリアコンサルタントは、恐らくそのエージェント内でも仕事ができない部類に入ると予想できます。
そういう人からアドバイスを受けても時間の無駄で、思うように転職活動に専念できませんから、すぐに離れた方がいいでしょう。※最終的には転職エージェントを変えても良いです。
登録しておくべきエンジニア求人の多い転職エージェント
転職エージェントって、ここ数年でかなり増えてきましたね。
特にIT系やクリエイティブ系の職種を扱うエージェントが増えたと思います。
僕自身が採用担当として活用していた転職エージェントでは、レバテックキャリアやギークリーというエージェントからの紹介が非常に良かったと記憶しています。
やはりエンジニアやプログラマーなどの開発の人材に特化している転職エージェントなので、他の企業がどのように採用を進めているかなど、情報を豊富に持っている印象が強かったです。
また、エージェント自身も転職に失敗している人を多く見てきているため、応募者の方もしっかり準備をしてきていました。
失敗のリスクを下げるためにも、この2社は登録しておいて間違いないと思います。
準備期間と本気期間を分けて転職活動をする
転職活動自体も、「準備期間」と「本気期間」を分けて活動をすると良いでしょう。
- 準備期間・・・転職エージェントや知人を通じて、業界やエンジニアの仕事のイメージを具体的につかむ期間。実際に何社か面接を受けて聞きにいくのもOK。(1ヶ月半)
- 本気期間・・・働きたい会社のイメージを持って実際に面接を受けにいく期間(2ヶ月〜)
上記のように、活動の期間を分けて、イメージ固めをしてから転職活動に本腰を入れるようにすると、転職での失敗のリスクを下げることができます。
準備期間はエンジニアとして働きたい会社のイメージ固め
準備期間は、学びとイメージ固めの期間と位置付けましょう。
実際に業界や仕事のイメージが持てないまま転職活動を本格化すると、なかなか採用に至らないケースもあります。ですので、転職エージェント・知人・企業から情報収集をしていきましょう。
これをすることで、以下の事が明確になります。
- エンジニアの仕事の領域や内容が理解できる
- 業界の知識や仕事の進め方のパターンが理解できる
- 自分が働きたい会社のイメージが沸いてくる
また、時代のトレンドに追いつけていない企業というのも、存在するのは事実です。
自分のイメージ通りの企業であったとしても、以下に紹介するような会社で働くことはちょっと避けたほうが良いかもしれません。
実際に企業に面接をいくにしても、準備期間は学びの期間と位置付けて、どんどん積極的に疑問に思うことを聞いていきましょう。
「そんなことも知らないの?」という顔をされても、準備期間ですから、後から調べて次に活かせば良いんです。気落ちする必要もないですね!
本気期間でエンジニアとして転職したい会社と本気で会う
ある程度の情報がつかめてきたり、自分が働きたいと思える会社のイメージが沸いてきたら本気期間に入りましょう。
キャリアコンサルタントに希望する仕事や企業の内容などを伝え、紹介してもらえた会社はどんどん会いに行くようにしましょう。
すぐに内定が出るケースもあるかも知れませんが、納得いくまでここは活動を続けて良いでしょう。
内定を持っていると気持ち的にも安定しますし、また企業担当者に対しても「選べる立場である」ことを暗に伝えることもできます(この辺りは心理的なテクニックですね)。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上のことをまとめると以下の通りです。
- 転職エージェントは情報を引き出すために活用する
- 自分の意見に誘導するキャリア コンサルタントは変えてもらう
- 譲れるポイントと譲れないポイントを明確化しておく
- 準備期間と本気期間と分けて転職活動を進める
- エンジニアとしてのスキルアップはいつも継続する
エンジニアとして転職する際、初めてのことも多いと思います。
ここで焦ってしまって「とりあえず・・・」で物事を決断してしまうと良くありません。
最近はブラック企業という言葉も聞かなくなりましたし、働き方も変わってきていますが、会社側も隠している事やネガティブな事を敢えて言わない風潮もあります。
情報は集めるだけ集めて、自分自身がエンジニアとしてのキャリアがしっかり歩めるのか、じっくりと取り組むことをして頂けると良いのではないかと思います。
もし、他の分野から未経験でのプログラミングを身につけたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
それでは、今回はこの辺で。