未経験からWEBディレクターになりたい人「WEBディレクターになるにはどんなことを勉強しておけば良いんだろう?WEBデザインやプログラミングの情報は多いけど、WEBディレクターとしての勉強法ってあるんだろうか?」
未経験からWEBディレクターになりたい人って、どんなふうに勉強すれば良いかわからないですよね。
この記事を読むことによって、以下のことがわかるようになります。
- 未経験からWEBディレクターの知識を習得する方法
- WEBディレクターとして成長するために押さえておくべきポイント
- デキるWEBディレクターになる日々のトレーニング方法
僕自身も、異業種からWEB業界に転職して、未経験からWEBディレクターとしてプロジェクトを担当させて頂いてきました。
当然、未経験だったので、ネットや本などでいろいろと情報を漁りましたね。
でも、残念なことに体系だった本や情報って、当時はあまりありませんでしたね・・・。
その時のことも振り返りながら、「今だったらこういう風にするのが良いんだろうな〜」と思う内容を、ノウハウと合わせてまとめておきたいと思います。
今回は、「未経験からWEBディレクターになる為の押さえておきたいポイント!【全ノウハウを公開します】」と題してご紹介してまいります。
それでは早速みていきましょう!
もくじ
未経験からWEBディレクターになる為の押さえておきたいポイント

WEBディレクターの知識って、一体何から学べば良いんだろう?と疑問に思いますよね。
未経験であれば、なおさらです。
一番の近道としては、以下ですね。
未経験からWEBディレクターになる為に押さえておくポイント
「自分でWEBサイトを作って公開すること」
実は、これって多くの人はやっていなかったりもします。
(実際、僕もしてませんでした。だから結構苦労もしたのですけど)
しかも、複数のサイトを作ることですね。
もしかしたら、これを読まれている方でも、「WEBサイトを作ったことがない」という人もいらっしゃるかも知れませんね。
あるいは、昔に少しやった程度という人とかも。
そのような方は、まずは自分で何本かWEBサイトを作ってみて、実際に公開してみることをやっておいたほうが良いでしょう。
やることは到ってシンプルですよ。
未経験者が自分のWebサイトを作って公開する方法
- サーバーを借りて
- ドメインを取得して
- サイトのデザインして
- コーディングして
- 公開してみる
あるいは、ワードプレスというシステムを用いて、自分のWEBサイトを作るなどをしてみても良いですね。
まずは手始めにこのようなことをしておくと、その後の学びの速度も圧倒的に早くなります。
未経験からWEBディレクターを目指すのですから、躊躇せずに、どんどんサイトを作っていきましょう!
具体的な方法論としては、「Webディレクターとしてスキルアップする学習方法【1年は修行】」という記事でも紹介しています。
こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

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未経験WEBディレクターこそ身につけておきたい実装の知識
実際の現場では、WEBディレクターがHTML/CSSのコーディングをすることはありません。
また、RubyやPHPといったプログラミングのコードを書くということも全くありません(会社にもよりますけどね)。
むしろ、WEBディレクターの仕事は、デザイナーさんやエンジニアさんへ作業をお願いする立場になります。
だからこそ、以下のことを把握しておく必要があります。
- どのようにデザインの作業をするのか
- どのようにお願いすれば良いか
- どんな技術を用いて実装をしていくのか
この辺りは、スタッフの人とコミュニケーションを取るためにも、詳しく理解していく必要があります。
未経験の人だと、プログラミングやコーディングをした経験が少ないですよね。
その場合、悪いケースの人は、この「作業依頼」が丸投げになってしまう傾向があります。
これ、現場からは不満に思われますよ。
また、少し経験あるクライアントさんだと、「この人はちょっとわかってないかも?」と思われたりします。
これも、お客さんから不安に思われます。
実際にWEBディレクターは、自分でコードを書く業務は発生しないにしても、概要から詳細を理解するために、自分でコードを書いたりしておくと良いですよ。
それをするだけで、実装方法を検討する際に「どのように対処すれば良いか?」というWEBディレクターとしての課題解決力も高まります。
「Webディレクターもプログラミングを学ぶべき理由【オンライン学習】」という記事でも、実装能力を身につける理由について解説をしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

未経験WEBディレクターが実装知識を身につける方法
未経験の方がHTML/CSSやRubyやPHPを書籍で勉強するのは時間が掛かって大変かも知れません。
僕も、初めは本で勉強してましたけど、
続かないんです!
なので、初めの頃は、以下のサービスを使って勉強すると良いですね。
実装知識を身につけるおすすめサービス
今はこのようなサービスも充実していますよ。
未経験者はドットインストールから

ドットインストールは、無料で基本的なところが学ぶことが出来るサービスですね。
非常によくできています。
僕も昔はよくお世話になっていました。
次のステップはUdemyがおすすめ

Udemyは、コース毎に購入をする有料のサービスです。
こちらは有料な分、コンテンツの質も高く、質問なども投げかけられる機能もあります。
あと、頻繁にセールをしています。
90%OFFのセールもよくやっていますので、本一冊を買うよりも安いタイミングが頻繁にありますねw
まずアカウントだけでも作ってセール時に欲しいコース狙って購入すると良いかもですね。
オンラインで教えてもらえるTechAcademy

一人で学習をするのが苦手だったりする方は、TechAcademyも検討されてみると良いでしょう。
Webのプログラミングである、HTML/CSS/Rubyなどが学べます。
メンターもついて、自分のオリジナルサービス開発もサポートしてくれますね。
ですので、興味も持続しやすいです。
※無料体験もあるため、ちょっと試してみてから申し込んでみても良いですね。
いずれにしても、未経験からWEBディレクターとして働くに当たっては、技術的な知識も社内・社外ともに求められるポジションになります。
焦らず、しっかりと基礎知識を身につけましょう。
あとで慌てないでいるためにも、広く知識を身につけるように心がけておくことも、WEBディレクターとして大切な心構えだと言えると思いますから。
テックアカデミーに関しては、「Webデザインのスクールは自宅で学べるテックアカデミーがおすすめ」という記事でも紹介しています。
こちらもぜひチェックしてみてください。

- ドットインストール:無料でサクッと学べます。
- Udemy:セールのタイミングを狙うべし!(¥1600〜くらいで学べます)
- TechAcademy:無料体験あるので、それからでも。
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未経験WEBディレクターもWEBデザインの知識は必須
未経験からWEBディレクターになる場合、WEBデザインについても基礎は学んでおきましょう!
基礎といっても、Photoshopを使って実際にデザインを作るというのではなく、どのようなデザインが効果的なのかを、理屈として理解しておくことです。
デザインの世界は、よく「センス」という話がいわれたりもします。
ただ、そのセンスにも、実は裏付けされた理論や考え方がしっかりあります。
このようにデザインの知識をしっかりと持って、様々なデザインを日頃から「鑑賞する」ということを習慣化すれば、デザインの知識も高まりますよ。
僕が読んだ本の中で一番感銘を受けたのは、以下の本です。
デザインについて書かれたというよりも、先ほどの「知識という裏付け」の大切さを教えてくれる本ですね。
日頃の勉強や情報収集、鑑賞によって鍛えられること、見たものを言語化してみるということについて書かれています。
デザインについて伝えるときも、この考え方をベースとして持っておくと、デザイナーさんやお客さんともコミュニケーションを取れるようになりますね。
まず始めに読んで欲しい一冊ですね。
次に、未経験者や初学者向けのデザイン本としては、以下の2冊です。
こちらは、比較的わかりやすいと思います。
こちらも定評のある本ですね。
両方読んで、デザインについてもポイントを押さえておきましょう。
これらを一通り目を通されたら、日々の習慣の中に「デザインを鑑賞する」という習慣を取り入れられてみると良いでしょう。
ほとんどのデザイナーさんは行なっていることですが、電車の吊革広告などをみて、以下のように考えるクセを付けると良いですよ
デザイナーが日頃行なっている習慣
- 何でこのデザインになっているんだろう
?
- 何でこのデザインが好き(嫌い)何だろう?
- この広告は誰に向けたモノなんだろう?
- 自分だったらどう改善するだろう?
こんな風に問いを立てて、日々メモしておくだけでも、デザイン力は高まります。
これをやるかやらないかで、その後のWEBディレクターとしての力量が大きく変わってきますので、やらない理由はないですね。
UIやUXに関しての勉強でおすすめの本は、以下の記事でも紹介しています。

ぜひ、参考にしてみるといいですね。
未経験者WEBディレクターが手を出さないWEBマーケティング
WEBディレクターとしての知識を学ぶ上で、意外と後回しにされてしまうのがこのWEBマーケティングの知識です。
そもそも、WEBディレクターとWEBマーケターには、以下のような違いがあります。
WEBディレクターとWEBマーケターの違い
- WEBディレクター→WEBサイトを作る人
- WEBマーケター→WEBサイトを広める人
おそらく、WEBディレクターになりたいと思われる方も、「モノづくり」がしたいという人が多いのではないでしょうか。
だからこそ、「モノづくり」が出来るWEBディレクターにキャリアチェンジしたいと考えるわけですけど。
しかし、WEBサイトを作った後は、WEBサイトを広める仕事が控えています。
この辺り、未経験者はあまり意識してないですね。
WEBサイトをより良くしていく為にも、WEBサイトを継続的に改善する手法を身につけなければなりません。
例えば以下のようなことをします。
WEBサイトの改善内容の例
- アクセス数は伸びたがサイトの滞在時間が短い
- 問い合わせが思ったより発生しない
- サイトでの売上が伸びない
このような数値の結果からWEBサイトを改善するのも、WEBディレクターの重要な仕事です。
未経験者が陥りがちなのは、デザイン面や技術面での改善方法を考えてしまうことです。
数値的な根拠から、改善策を導き出せないWEBディレクターも多いですね。
このようなWEBディレクターにならない為にも「結果にコミットするWEBディレクター」(!!??)となれるよう、日頃からインプットしておきましょう。
未経験WEBディレクターがWEBマーケティングを学ぶ方法
一番おすすめな方法は、自分でWEBサイトを公開して、Googleアナリティクスの数値を見ながらサイト改善の方法を検討するというやり方ですね。
日々、アナリティクスの数値を追い、そして少しずつ改善することで変化する数値の仮説検証を繰り返すことをされると良いでしょう。
ここまで自分でやっているWEBディレクターも、実は現役でも少ないです。
基本的には数値をみるのはWEBマーケターと思っているかもしれませんね。
教科書的な入門書としては、以下の書籍はわかりやすかったですよ。
サイトのKPIの設定の仕方やWEBマーケティングの集客の手法まで解説されています(図解も多くて読みやすいです)。
もっとWEB全体から理解したいという方は、定番ですが以下の本もおすすめです。
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション
(ストーリー仕立てで、フィクションとしては現実感が無くて笑えますが、WEBマーケティングに関しては本質をついています)。
WEBマーケティングの知識に関しては苦手としているWEBディレクターも多いです。
人よりも一歩先に行きたい、WEBサイト全体のことに関わるWEBディレクターを目指すのでしたら、WEBマーケティングは習得しやすい分野ですね。
(システムよりも)差別化ポイントとしてお勧めします。
Webマーケティングに関しては、以下の記事も参考になると思います。


ちょっと被って紹介している本もあるんですけど、それだけ汎用性も高いという事なので、ぜひ参考にしてみてください。
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WEBディレクターとしての企画力と設計力
WEBディレクターとしての企画と設計についても記載しておきたいと思います。
この点については、やはり経験を積まなければ身につかない面も多いでしょう。
ですので、未経験からWEBディレクターになりたいと思う方は、「こういう能力が求められるんだ」という程度で知っておいてください。
ただ、一番重要な能力ですね。
WEBディレクターの企画力
企画力に関しては、知識の総合力が問われます。
ユーザーに対して、どのようなコンセプトで、何を訴求して、どのようなコンテンツでどんなアプローチをしていくか。
このような企画を常に求められるのもWEBディレクターです。
ですので、日々の業務の積み重ねであったり、このようなことをいつも意識しながらWEBサイトを作っていくということが必要です。
WEBディレクターの設計力
WEBディレクターとしての設計力とは、主にはサイト構築の設計が言われます。
どのようなサイトを構築するべきかを設計することに関する学習コンテンツは非常に少ないと個人的には感じています。
それでも良書となる参考書籍が、以下です。
「このサイトにはどんな情報が必要で、それをどのような形でユーザーに届けていくか」を丁寧に解説してくれている書籍です。
また、以下の本も読んでおくと良いですね。
情報アーキテクチャ 第4版 ―見つけやすく理解しやすい情報設計
非常に学術的ですが、なんども読みこなすだけの価値のある本だと思います。
※僕も何度も読み直して、ノートにまとめ直したりしたくらいです。
UIデザインパターンなどの本もいい本はたくさんあります。
が、その前提になる考え方をしっかり身につけるには、上記の本は一度は読んで知識としてしっかりインプットをしておくと良いですね。
未経験者は特に読んでおくべきですかね。
その上で、自分で好きなサイトをピックアップして、ワイヤーフレームの模写などをしてみましょう。
知識からパターン認識が出来るようになれば、WEBディレクターとしても自信に繋がると思います。
設計力に関しては、「UIUXの設計に役立つおすすめ本5選【自分のマニュアルを作ろう】」という記事も参考になると思います。

押さえておきたいビジネス知識とコミュニケーション力
最後に、WEBディレクターに関わらずWEB業界で働く上で最も欠かせない、押さえておきたいポイントを解説しておこうと思います。
これは、職種に関わらずWEB業界で働く人にとって大切な観点です。
ビジネス知識=たくさんのサービスのUXデザインを研究する
WEBでビジネスをする上で、どのようなサービスがあるのか、またそれらがどんなビジネスモデルでどのようなUXデザインがされているかを見ておく必要があります。
UXデザインの研究
- マネタイズポイントはここだな。
- こうやってユーザーのモチベーションを上げるんだな。
- 多分ユーザーにこういう風に使って欲しいんだな。
- だからこんなUIにしているんだな。
- サービスの裏側の運営体制はこういうのが必要かもな。
- もしかしたらこういう技術が使われているのかな。
このような観点でたくさんのWEBサービスを見てみて下さい。
このようなことを日頃からWEBサービスを見る際にはやってみて、自分がWEBディレクターとして何かに関わる際に、すぐにアイディアが引き出せるようにストックしておくと、非常に後で役に立ちます。
UXデザインについては、UXデザインが出来るようになる簡単なトレーニング方法【参考あり】という記事で詳しく解説をしています。
また、ワイヤーフレームに関しても7つのステップで出来るワイヤーフレームの作り方でまとめていますので、読んでいただければと思います(必須スキルです)。
永遠のテーマはコミュニケーション力
そして、最後はコミュニケーションですね。僕は人間の永遠のテーマの1つがコミュニケーションだと勝手に思っています。
相手との意思疎通から信頼関係を築くところまで、コミュニケーションが基本原則だと思うのです。
コミュニケーションスキルを上げるコツについては、心理学で人を動かす!超カンタンなコミュニケーションの方法という記事でかなり詳しく書いていますので、参考にして下さい。
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まとめ
如何でしたでしょうか。
これまでをまとめると以下になります。
- まずは自分でWEBサイトを作ってみて公開する
- 実装の知識を身につける(コーディング/プログラミング)
- デザインの知識を身につける(日常のデザインを鑑賞する)
- WEBマーケティング知識を身につけて差別化する
- 企画力・設計力を高める(100サイト設計模写をする)
- UXデザインの研究を怠らない
- コミュニケーションは永遠のテーマ
未経験からのスタートだと、はじめの頃は少しハードルが高く感じるかもしれませんね。
じっくり取り組まないといけないことやスキマ時間にできることなどを自分の中で分類して日々取り組んでいくと、1年後にはかなりのスキルが身についていると思います。
ここで上げたことを続けると、本当に力がつきます。また、これを実践しているWEBディレクターって本当にごくわずかです(みんな時間があるとゲームしちゃうから)。
ぜひチャレンジしてみて下さい。
今回は、「未経験からWEBディレクターになる為の押さえておきたいポイント!【全ノウハウを公開します】」と題してご紹介してまいりました。
それでは、今回はこの辺で。