裁量労働制の調査データをめぐって、調査方法やデータのまとめ方が問題視されていますね。
個人的には、働き方のグランドデザインや、国と個人と会社などの関係が、今後どのようになっていくのかが気になるところです。
リンダ・グラントンさんの言う、ワークシフトやライフシフトのような形へとデザインされていくのでしょうか?
先日も、こんなような話題を、とある企業のマネジャーさんと会食でしていました。
やっぱり、僕らの世代も動き始めているなと感じた部分も多かったです。
今回は、80年代生まれの僕らのワークシフトやライフシフトについて考えてみます。
転職、そしてスタートアップのCOOというキャリア
先日、とある企業のマネジャーさんと会食をしてました。
外の方との交流や議論って、とても刺激的ですね。
その方が、いよいよ転職をすることを決意したそうです。
次のステージはスタートアップ
それも、事業責任者(COO)としてのポジションにつくと言う話でした。
以前からお誘いもあったようです。
ぼくが率直に思ったこととして、
「やっぱり時代ってこういう人が増えていく流れなんだな」
というのがありました。
どういうことかというと、いつでも自分だけで生きていくだけの能力をお持ちなんですよね。
そして、人脈、経験というのも持ち合わせています。
恐らく、日頃から独立心を忘れなかったり、会社に依存せずに生きていくことのイメージを持っているのだと思います。
その中で、チャンスをいつも探している。
僕は、これからの時代の基本的スタンスってどんどんこのような方向へと加速していくのだと感じます。
自分の強みと指針をもつ
会話をしていて気づいた点がありました。
それは、
「この人は自分の強みと指針というのをしっかりと持っている」
ということでした。
- その強みを活かせる場所
- そしてその指針にそう仕事
これはやっぱり明確でした。
これらを持っているからこそ、迷わずに可能性を見出し、自分の出す成果をイメージすることができるのでしょう。
僕は、これができていないですね。
そろそろちゃんと絞り込むことはしないといけないと感じていますが。
まだ割り切りが出来ないというのが良くないところなんでしょうね。
ワークシフトは肩書きよりも固有名詞
議論になったのは、肩書きに関して。
彼は、マネジャーという肩書きよりもCOOとしての肩書きを持つことのメリットについて話していました。
それというのも、一企業の担当マネジャーという名詞では、これ以上ネットワークを広げられないということ。
そして、COOという名詞を持つことの方が会える人の層も数も広がるので、メリットがあると話していました。
また、彼曰く、人は肩書きに弱いともおっしゃっていましたね。
それはそうだろうと、個人的には3割程度は理解出来ます。
ただ、色んな肩書きを複数持つ時代も、すぐにやってきます。
例えば、
- デザイナー
- マーケッター
- カメラマン
- ライター
- 経理
の5つの職種ができる人って、一体何と称することがあるできるのでしょうか。
このような職種を複数の仕事で使い分けるような時代が、今のワークシフトです。
このワークシフトの時代では、1つの肩書きを称して自分を表現するのは難しいというのが僕の考えでした。
では、どうするのか。
それは、個人個人の名前です。
「カトウさんだったら良いアイディア持っていそう」
「サトウさんにすぐ相談してみよう」
というような、固有名詞がすぐ出てくるようなネットワークの広げ方が、もっともこれからの時代に必要なことだと思います。
より、人と会う時間の尊さを意識して、一期一会の機会を入魂していかないと、こうはならないです。
むしろ肩書きだけでネットワークが広げられればそれはそれで大変ありがたい話ではあります。
ですが、価値のある貴重な出会いの最中に、価値のある話を提供できないと通用しないようになります。
そうなると、今まで以上に人と人との対話が、より重要性を増し、より難しくなっていくのでしょうね。
ライフシフトには本気で人と向き合う人間性が不可欠
これから先、人と人との関係性というのがどんどん希薄になっていくと僕は考えています。
コミュニケーションの手段が今以上ににマルチになると、直接会うという機会も減っていくのではないでしょうか。
そんな中で、如何にしても自分という人間をよりよく出していくのか。
ライフシフトとして捉えると、この人間性を鍛えるという行為が、これから更に重要性を帯びてくることでしょう。
またまだ未熟であると自己認識して、成長をし続けようという意識から、人間性を高めていきたいと思います。