
ディレクションの費用について知りたい人「ディレクションの費用ってどうやって設定されているんだろう?自分もこの辺りってあまりちゃんと理解していなかったけど。ディレクション費用って一体どんなことが含まれているのかな?」
ディレクターの人がディレクション費用を設定したり、そのディレクション費用の内容について知りたい人っていますよね。
この記事では、以下のことがわかるように解説をしています。
この記事でわかること
- ディレクション費用の相場
- ディレクション費用の内訳
この記事で書いてあるようなことをベースに、見積もりなどの理解を深められますよ。
今回は、『ディレクション費用の設定について解説【一般的だけど知られてない】』と題してご紹介してまいります。
ディレクション費用の設定
ディレクション費用の設定の仕方については、以下の方法が広く一般的ですね。
ディレクション費用の設定の方法
- 制作費用の20%〜30%に設定する
- 制作に関わる費用は別で工数で算出する
- 営業管理費用などは別で設定する
結論としては、おおよそ20%くらいが相場ですね。
上記に関して、以下でひとつひとつ見て行きましょう。
制作費用の20%〜30%に設定する
ディレクション費用は、制作費用の20%〜30%が割と一般的ですね。
内訳としては、以下ですね。
ディレクション費用の内容
- スケジュール管理/進捗管理
- スタッフの調整
- スタッフの仕事の割り振り/段取り
- スタッフとのミーティング
- クライアントとの打ち合わせ/やりとり
このように、主に仕事をする上でのコミュニケーションで必要なコストがディレクション費に含まれていることが多いですね。
プロジェクトにおいて、ちょっと相談したいこととか、確認したいこととなどって随時出てきたりもしますよね。
このような、時間や工数などで事前に見積もれないようなことも含め、20%〜30%の割合でディレクション費を見積もりに入れています。
このようなやり方は、割と一般的だったりしますね。
制作に関わる費用は別で工数で算出する
一方で、事前に工数などで割り出されることが可能なものは、ディレクション費に含まないで、見積もりの項目に入れていたりします。
これは、可能な限り細かく洗い出しておくと良いですね。
制作費用の例
- 企画費
- サイト設計費
- デザイン制作費
- ロゴ・アイコン制作費
- ライティング費用
- プログラム開発費
- テスト費用
- 撮影・編集費用
- スタジオ費
などなど
プロジェクトの規模にもよって算出される項目や費用が異なりますが、ディレクション費の中に、上記の内容は極力含まないようにするのも、一般的ですかね。
以前にも、システム開発の見積もりについて解説をしたことがありました。
開発などの案件については、『【フリーランス・エンジニア向け】システム開発の見積もりの書き方』を参考にして見てください。

営業管理費用などは別で設定する
営業管理費も、別で設定しておくと良いですね。
営業管理費とは、以下のような項目です。
営業管理費の例
- 提案コスト
- 初回訪問〜提案までに至るコスト
- 請求や契約までに必要な業務コスト
これらも、ディレクション費と同様に、5%〜10%の割合で設定しておくことがあります。
とはいえ、見積もりの中に表記してしまうと、クライアントから「引いてほしい」と言われることもとても多いですね。
このようなことを見越して、最初からディレクション費の中に+5%〜+10%と設定しておくことで、受け入れられやすくなったりもします。
この辺りは、交渉の材料にもうまく使えたりもしますので、当初から自分なりに設定しておいたり、見積もりをもらった場合は想定しておくと良いですね。
相手にとってメリットのある事を見積もりに入れる
見積もりって、いかにして相手に請求ができるかを考えて項目を作ってしまいがちになります。
慣れれば慣れるほど、そういう傾向って強まってしまいますね。
ただ、一方で、相手にとって価値のある見積もりを作る事を意識しておくことも大切ですね。
その為には、クライアントとの会話の中で、よりクライアントのニーズを引き出しておくことが大切になってきます。
例えば、以下の観点で見積もりを想定しておくことなどしておきましょう。
相手のメリットになる例
- 相手が気づいていない作業内容
- 作った後のフォローアップ
- 共同で作業する場合の体制サポート
相手にとって必要がないと思われることもあるでしょうけど、明確に明記した後に、「必要がない」と言われたらやらないことも明確になりますので、相互にトラブルを避けることに繋がりますね。
この辺りは、単価の決め方にも関わってきたりもします。
相手の需要とのバランスですね。
需要と供給のバランスについては、『フリーランスの単価の決め方【需要と共有のバランスを見極める】』という記事でも解説をしましたので、ぜひ参考にして見てください。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめると、以下のようになります。
まとめ
- 制作費用の20%〜30%に設定する
- 制作に関わる費用は別で工数で算出する
- 営業管理費用などは別で設定する
- 相手にメリットのある事を見積る
ぜひ、参考にして見てください。
今回は、『ディレクション費用の設定について解説【一般的だけど知られてない】』と題してご紹介してまいりました。
それでは、今回は、この辺で。